車は整備をしたりや保険代を払ったりと「維持」をしなければならない。整備をおこたると、最悪の場合、車が故障してしまうこともある。また、任意保険や税金など、支払うものも多い。これら全てを頭の中だけで覚えておくのは難しい。整備したときに記録を残しておけば、次の整備がいつくらいかも分かる。

車の整備記録もスマホに任せよう。スマホは常に持ち歩いているものだ。そのスマホに記録を残しておけば、必要なときにすぐに見ることができる。きちんと管理しておくことで、次の整備を忘れることも無いし、かかった費用を計算することもできる。そんな車の整備や維持を管理できるアプリを紹介するぞ。

さまざまな整備の時期や金額を管理する

給油からオイル交換、車検や保険など、車に関するさまざまな記録を管理できるのが「車整備記録」というアプリ。時期と金額を入力でき、それらを一覧表示できる。いつどんな整備をしていくらかかったかが、ひと目でわかるのだ。複数の車両を登録できたり、記録をバックアップできるのもよい点だ。
残念なことに執筆時点のバージョンでは、金額やリットル指定で給油した場合、燃費計算が合わなくなる不具合がある。常に満タン給油する場合はよいが、そうでない場合は給油関連を後述する「ガスログ！」に任せるのがよいだろう。しかしその点以外は非常に使いやすく優れたアプリだ。

・車整備記録 – Google Play の Android アプリ

初回起動時は、車の情報を登録する画面が表示される。必須入力は「車両名」だけだが、「型番」や「年代」なども入力しておくと、カー用品店などで自分の車に合う物を探すのに役立つ。入力が終わったら「登録」をタップすると、メイン画面が表示される。

ガソリンを管理するには「給油入力」をタップ。給油量とメーターを入力しよう。上記にもあるように、満タン給油限定の場合だけにしておいた方がよい。金額管理をするなら金額も入力しておこう。「燃費グラフ」をタップすると、燃費の推移をグラフで見ることができる。

メイン画面で「整備入力」をタップすると、車の整備に関するさまざまなものを入力できる。日付は自由に変更できるので、過去に交換した記録が残っているであろうオイル交換などを記録しておくとよい。

「整備」メニューにないものは「その他」をタップ。「概要」に整備内容を入力しよう。バッテリーや冷却水、タイヤの空気圧やパワステオイルなど、さまざまな種類の整備記録を入力できる。

トップページには、燃費やオイル交換をした時期、車関連にかかった金額などが表示される。オイルは交換時期が来るとお知らせしてくれる親切仕様だ。

「整備一覧」をタップすると、これまでに入力した整備記録が、時系列順に一覧表示される。いつ何をしていくら使ったのがひと目でわかり、次の整備の時期も予測が立てられる。「前回のオイル交換のとき、エレメント交換したっけ？」などということも無くなる。

きちんとした給油記録は専用アプリで管理

日常的に車に乗っていると、給油は頻繁に行うものだ。それだけに、どうせ管理するならきちんと管理したい。「ガスログ！」は給油管理や燃費計算などを行えるアプリ。走行距離の入力は、前回給油時からと総走行距離、どちらにも対応している。複数台にも対応しているので、仕事用と家族用など車を2台以上持っていても、このアプリひとつで管理できる。金額指定などで中途半端に給油した際の燃費計算もバッチリだ。燃費をグラフ表示できるので、エコドライブにも使えるぞ。

・ガスログ！ – Google Play の Android アプリ

初回起動時には、車両登録をうながす画面が表示される。「新規登録」をタップして入力しよう。必須入力なのは「名称」だけだが、走行距離や油種を入力しておくと給油入力をする際に楽になる。できれば入力しておこう。入力が完了したら「登録する」をタップ。

メイン画面が表示される。「車両登録」からは、新たに別の車を登録できる。また、メイン画面上部の登録車両部分を長押しすると、給油画面のショートカットを作成できる。一発で給油画面が表示されて便利だ。

給油をした際には「給油」をタップして記録を入力しよう。前回の給油からの走行距離、給油量、金額を入力して「登録する」をタップ。「総走行距離」は自動的に加算され、単価は自動で計算してくれる。

「履歴」をタップすると、これまでに給油した履歴が、給油量・走行距離・単価・燃費・金額、と詳しく表示される。金額指定で給油したときは燃費計算は行われず、次の満タン給油時に行われる。

「チャート」では燃費がグラフ表示される。エコを意識して走る指針にもなるし、トラブルの前兆を燃費から知ることもできる。燃費グラフのほかに、月別の給油量や給油額も表示可能だ。

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