MikanBrowserのブラウザ設定にある「UserScript」は、ページに動的な機能を組み込む「JavaScript」をブラウザ側で埋め込んでページに機能を追加できる機能だ。
ユーザースクリプトの機能は、Firefox用の「Greasemonkey」を始め、多くのブラウザに搭載されており、ネット上では多数のスクリプトが公開されている。MikanBrowserでもそのまま使用可能な物も多いので、役立ちそうなスクリプトがないか探してみよう。

数あるユーザースクリプトの中でも特にオススメなのが、「oAutoPagerize.js」だ。検索結果などの一覧画面で、件数が多くて複数のページに分かれているときに、ページをある程度スクロールすると自動的に続きの項目を取得してページの下に継ぎ足してくれるというもの。パソコンのブラウザでも大人気のスクリプトだが、小さなリンクをタップしにくいスマホのブラウザでは更に重宝するだろう。

・oAutoPagerize – Opera Wiki

・Userscripts.org: Power-ups for your browser

「Userscripts.org」には、世界中の有志が作成したユーザースクリプトが登録されている。各スクリプトの詳細ページの右上の「Install」がクリプト本体へのリンクになっているので、ロングタップメニューから「リンク先の保存」で保存しよう。

MikanBrowserをインストールしているとSDカード上に「nbrowser」というフォルダが作成されるので、ユーザースクリプトはこのフォルダに保存しておくといいだろう。

「oAutoPagerize」のページでは「使用方法」の所にある2つのjsを保存しよう。

設定画面の「ブラウザ設定」→「UserScript設定」で、「UserScriptを有効にする」にチェックを入れ、「UserScriptの管理」に進んだら「追加」ボタンを押そう。

端末上のファイル一覧が表示されたら、スクリプトを保存したフォルダに移動して、利用したいスクリプトを選択しよう。

登録したスクリプトは一覧に表示され、ロングタップから削除などが行なえる。また、端末のメニューボタンを押すとメニューが表示され、「ソート」を選択すると、項目のドラッグで並び替えを行なえるモードに移行する。oAutoPagerizeを使用する場合、「 0AutoPagerize.SITEINFO.js」を「oAutoPagerize.js」より前に配置する必要があるぞ。

oAutoPagerizeを導入していれば、対応サイトで一覧をスクロールするごとに続きの項目が読み込まれて下に継ぎ足して表示されるぞ。