Androidの標準ブラウザには、YouTubeやGooglePlayストアなど対応するアプリがインストールしてあるページにアクセスしたときに、開くアプリを選択するメニューを表示したりデフォルトに設定されたアプリに受け渡したりする仕組みが用意されている。
だが、全てのページで強制的に作動してしまうのが難点だ。デフォルトアプリを設定しなければ毎回アプリ選択メニューが出て鬱陶しいし、デフォルトアプリを設定してしまうとそれ以外のアプリで開くことが難しくなってしまう。
多機能でカスタマイズ性の高い「MikanBrowser」にも、同様の外部アプリへの受け渡し機能が存在するが、「パターンマッチ」の設定でURLの条件を登録しておいたサイトへの移動時のみ実行される方式。
ツールバーなどの操作に「他のアプリで開く」のアクションを割り当てておけば、必要なときに手動でアプリ選択メニューを呼び出すことも可能なので、普段はブラウザ上でサクサク閲覧し、じっくり見たいときだけ専用アプリを起動するという風に、状況に応じて使い分けることで、快適にネット上のコンテンツを楽しめるぞ。

まず、アドレスバーやリンクのロングタップメニューなどから外部アプリへの自動受け渡しを有効にしたいサイトのURLをコピーしておこう。

「ブラウザ設定」の「パターンマッチ」に進んだら、上部のテキストボックスにURLを貼り付けて、URL後半のページによって変動する部分を削除してから「他のアプリで開く」を押そう。

そのURLに対応したアプリの一覧が表示されるので、受け渡したいアプリを選択しよう。

一覧の上部にある「アプリ一覧の表示」を選択すると、Androidの標準ブラウザなどと同じように、アプリ選択メニューが表示されたり、デフォルトアプリに設定されたアプリに受け渡されるようになる。また、この項目をロングタップすると、デフォルトアプリが設定されていても強制的にアプリ一覧を表示する動作が割り当てられるぞ。

登録された定義はパターンマッチの画面に一覧表示され、タップで設定の変更、ロングタップで削除を行なえる。

手動で閲覧中のページを他の対応アプリに受け渡したい場合は、ツールバーなどのアクション割り当てで下の方にある「他のアプリで開く」を割り当てよう。

「他のアプリで開く」アクションを実行すると、対応アプリ一覧が表示され、選択したアプリに受け渡される。