総合力ピカイチ!ガラスマ界の優等生「XPERIA acro」特集2


XPERIA acro本体の性能

device-2011-07-10-190418びゅんびゅん動く快適な操作感が爽快だ。基本的な性能はXPERIA arcから変わっていないが、そこで問題視されていた速度面や安定性が改善されているため、全体的な反応や処理速度が向上している。一世代前のAndroid端末にありがちな、もっさりとした動きからは脱却しており、ホーム画面もびゅんびゅん動くぞ。

事実、ハードウェアのスペックを見ると、INFOBAR A01と同じチップセット、Qualcomm第2世代モデルの下位版のMSM8655(1GHz)を搭載している。(INFOBARは上位版1.4GHz)。Quadrantを用いたベンチマークのスコアは1625。唯一GALAXY S IIがデュアルコアで頭ひとつスペック面で抜け出しているので、それを考えなければ、この夏のほかの製品の中でもトップクラスの本体性能だ。


ただし、内部ストレージがデフォルトで274MBと他機種に比べると少ない。全体のRAMは1GBだが、あらかじめインストールされているアプリが存在しているので、残りは274MBとなる。Android2.2以降は、SDカードにアプリを保存して使うことができるが、すべてのアプリがSDカードからの起動に対応しているわけではないので、容量の面で不安は残る。
また、スマホで常に気になるバッテリー問題だが、容量は1500mAh。連続通話で5時間40分という公称がある。そのため1日充電せずとも電池切れを気にせずとも利用できるはずだ。必要であれば、INFOBAR A01で紹介したような外部バッテリーの購入を検討するとよいだろう。

XPERIA acroを知るための端末比較

端末名iPhone4GALAXY S2INFOBAR A01Xperia arcXperia acro
OSiOS 4.3.3Android 2.3 GingerbreadAndroid 2.3 GingerbreadAndroid 2.3 GingerbreadAndroid 2.3 Gingerbread
CPU(プロセッサ)Apple
A4 1GHz
シングルコア
Exynos
1.2GHz
デュアルコア
Qualcomm
1.4GHz
MSM8655 シングルコア
Qualcomm
1GHz
MSM8255 シングルコア
Qualcomm
1GHz
MSM8655 シングルコア
メモリ512MB1GB512MB512MB512MB
内臓ストレージ16、32GB16、32GB2GB1GB1GB
ディスプレイ3.5インチ(960×640)4.27インチ(800×480)3.7インチ(960×540)4.2インチ(854×480)4.2インチ(854×480)
カメラ(表・裏)500万画素/不明800万画素/200万画素805万画素810万画素
SONY製裏面照射CMOS
810万画素
SONY製裏面照射CMOS
連続通話・待受時間(3G)7時間/300時間5時間40分/690時間5時間30分/220時間7時間/400時間5時間40分/不明
バッテリー容量1420mAh1650mAh1020mAh1500mAh1500mAh
重さ137g116g113g117g134g

日本人向けにカスタマイズされた機能

device-2011-07-10-201317device-2011-07-10-201410device-2011-07-10-201430

日本語入力エンジン「PoBox Touch」には複数の文字入力方式が用意されている。フリック入力、キーボード入力、そして50音配列入力だ。特に最後の50音配列入力は日本語対応としては独自性の高いもので、意外に早く文字を入力することができる。入力に慣れていない子供や老人には使いやすいかもしれない。

usability_im_01ガラケー機能として追加された赤外線、オサイフケータイ、ワンセグ。中でも赤外線機能は使いやすい気配りがされている。赤外線ウィジェットという名前で、ウィジェット一覧に表示しておくことで、手軽に赤外線機能を利用することができる。学生ならば赤外線機能がなければ連絡先の交換ができず、ボッチになりかねないので、こうしたアクセシビリティはうれしい。
ワンセグも大画面で見れば迫力が違う。アンテナは先に伸びるほどに太くなっていくので、視聴後本体に収納する際に折れないか心配になるが、慣れればすぐに出し入れができるようになる、

P1000773左からiPhone3GS、INFOBAR A01、XPERIA acroの順に並べて動画を再生してみた。画面サイズの大きさに比例して迫力を感じる。「モバイルブラビアエンジン」を搭載しているので、より動画を綺麗に楽しめる。XPERIA acroは写真を撮影するだけではなく、動画再生にも向いているマルチメディアプレイヤーでもある。

connect_im_01XPERIA acroは、HDMI出力を備えている。家電も作っているソニーだからこそ、ほかの機器との連携できるスマホになっている。マルチメディアをさまざまな形で消費する生活スタイルを作る、そんなひとつのパーツとしてのXPERIA acroがある。

XPERIA acroはこんな人にオススメ

・総合的な性能が高くて、びゅんびゅん動く快適なスマホがよい人
・写真や動画も高画質で楽しみたい人
・赤外線通信、オサイフケータイなどの日本仕様にカスタマイズされたガラスマが欲しい人

Xperia™ acro IS11S | ソニー・エリクソン

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2011年07月11日03時16分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
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