G’zOne IS11CA本体の外見

第一感は、すごく強そう。スピーカーの存在感が凄いということ。ゴツゴツとしたフォルムに、金具をあえて見せてタフネス感をだしている。スマホ4角を丸く削って、バンパーで突起を付けてあるのも衝撃に強そうだ。スピーカーからは大音量で音楽を再生可能だ。ここには高分子フィルタを採用しているので水や埃は入らない仕組みになっている。

次に感じるのが、全体の大きさの割に液晶画面が小さいということだ（液晶画面については詳しく本体性能の項目で考察している）。iPhone3GS、INFOBAR A01と比較してみると、本体の丈夫さを重視するため、物理ホームボタンが無いことにも気がつく。

持ってみると、ずっしりとした重厚感がある。明確に背面にひしがたの凹凸が付いているのでグリップがよく効く。中央の丸い切れ込みがさらに持ちやすくする。この上、G’zOne IS11CAの耐衝撃性、耐水性、耐防塵といった今までのスマホに無いタフな機能を知れば、堅牢さが与える安心を感じることができるだろう。

イヤホンジャック、USBコネクタ、電池パック、水が入ってきそうな部分にはしっかりとゴムパッキンが付けられていて、水の侵入をしっかり防ぐ。

他のスマホには無いタフさにこだわり抜いた独自性の強く光るデザインに惹かれる男性は多そうだ。この武骨で強い本体に傷がついた時には、ワイルドさが一層増しそうだ。傷がついてかっこ良くなるスマホはこれ以外に考えられないぞ。

G’zOne IS11CAの本体性能

液晶画面のサイズは3.6インチと少々他のスマホと比べて小さい。実際に、文字入力するときにパソコン打ちのQWERTYキーは小さく感じる。タフな男なら指も大きい。少し押しにくいと感じてしまうかもしれない。ただ、それを補うように文字変換にはATOKが搭載されているので、変換機能については不満は無い。少ない文字入力で打ち出したい文章を予測して候補にあげてくれるので実際の入力数は減ることになるのだ。

また液晶画面のサイズは、これは耐衝撃性の強化とトレードオフの関係にあるので、非難するべきではない。スマホをどう使うのか、これがスマホ選びの際に利用者に問われることだ。このタフさは超重要だ。

スマホは大きな液晶画面がむき出しになっている。そのため、この大きな画面をどうやって保護するのかが問題になる。一般的には画面の縁にシリコンカバーなどを用いてもっこりとした厚みをつけることで、直接画面に衝撃を与えないようにする工夫で耐衝撃性を上げる。G’zOneではこうしたカバーを付けることなくとも、液晶画面の周りに厚みがあり、どの角度から地面に着地しても直接衝撃が加わらない構造になっているのが分かる。画面について部分的に見ても、ゴリラガラスという特殊強化ガラスを用いて液晶を保護しているため耐久性はスマホトップクラスだ。

ハードウェアスペックも心配なし

その独自性の高いデザインや耐久力の高さが目立つ端末であることは確かだが、中身のスペックも遜色ない。チップセットにXPERIA acroと同じQualcomm第2世代モデルMSM8655（1GHz）を採用している。そのため、夏のスマホ商戦に参加している他のスマホのマシンスペックと同じだ。実際に触ってみると、画面の推移時にXPERIA acroより少しもっさりと遅れているように感じたが、操作に影響のあるレベルではない。1460mAhとバッテリーの容量も大きめなので、1日普通に使って切れる心配はない。

Quadrantを用いてベンチマークスコアを複数回とってみると、大体1500くらいのようだ。スコアで見てもINFOBAR A01とXPERIA acroとあまり変りない。

端末比較

・表に防水、防塵、耐衝撃の項目を加える。

G’zOne IS11CAの関連写真