PC内のdocやPDFもKindleストレージに放り込み、スマートフォン/タブレット等から閲覧可能

Kindleで読めるのは、Kindle Storeからダウンロードした電子書籍データだけではない。PC内に保存されているdocやPDFも、Kindleのクラウド型ストレージに放り込み、Kindleソフトウェアから閲覧することが可能なのだ。
Kindleに登録を行うと、無料で5GBのストレージ容量が割り当てられる。中に放り込むファイルは、1ファイルあたり50MBまでという制限があるが、docやPDFであれば、50MBを超えることはまずないだろう。平均5MBで計算すれば1000ファイル。学生が授業や自主ゼミなどで使うdocやPDF、社会人が仕事で使うdocやPDFを突っ込みまくるには、十分な容量ではないだろうか。欠点は、docやPDFファイルをストレージに登録するために、そのメールで送る必要がある、ということ。大量のファイルを登録するのが面倒なのだが、この点に関しては後述する。このページでは、まずは基本テクを紹介しよう。


docやPDFファイルをKindleストレージに送信して閲覧

docやPDFファイルをKindleストレージに登録するには、自分専用のメールアドレス宛に、そのファイルを添付ファイルとしたメールを送信する。その際、予め登録しておいた「承認済みEメールアドレス」から送信を行わないといけないのだが、Amazonログイン用のメールアドレスは初期状態で登録されているから、このアドレスを利用すれば良い。別のメールアドレスを「承認済みEメールアドレス」に登録する方法については、次のページで紹介する。

まず、自分専用の送信用メールアドレスを確認しよう。メニューボタン「設定」

「Send-to-KindleのEメールアドレス」に表示されているのが、自分専用の送信用メールアドレスだ

このアドレス宛に、docやPDFファイルを添付ファイルとしたメールを送信する。本文通り、「承認済みEメールアドレス(Amazonログイン用のメールアドレス)」から送信を行おう

少し待つと、そのファイルがKindleストレージに登録された旨のメールが届く。……つまり、大量のファイルを登録していくと、大量のメールが届いて邪魔なのだが、この点についても後述する

あとは、Kindle Storeで購入した電子書籍を読む場合と同じ。Kindleソフトウェア上でそのファイルを開くことができる



docファイルの場合は、Kindle Storeで購入した電子書籍とほぼ同じ表示/操作だ

PDFビューア機能はまだ進化の余地アリ

pdfファイルを登録する場合も同様。添付ファイルとして送信する



文字データの場合は、一般的なPDFビューアとほぼ同じような使い方になる



残念なのが、画像の場合。縮小表示が汚いのだ。拡大すれば読めるが、Nexus 7など、本来拡大しなくても読めるはずのハードウェアであっても、縮小表示だとマトモに読めないので、ここらへんは今後のバージョンアップに期待したい

ウェブページやファイルを放り込む度に届くメールがウザい

Kindleのストレージにファイルを追加すると、Amazonから「登録された」という旨のメールが届く。使い始めの頃は、メールが届くと「あ、これで上手くいったんだ」と安心できるのだが、使い慣れてくると、毎回毎回届くメールがウザったい。何故か「オフにする」という設定が見当たらないので、メーラー側で設定を行っておこう。GMailであれば、「フィルタ」という仕組みで、これらのメールを最初から既読にしたり、受信トレイをスキップさせたりすることが可能だ。

毎回届くメールは、使い慣れてくると非常に邪魔だ

GMailの「設定」を開き、「フィルタ」で新しいフィルタを作成する。件名が「送信されたパーソナル・ドキュメントに関するお知らせ」である場合に、そのメールを「受信トレイをスキップ」や「既読にする」とするのがオススメ

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2012年10月28日17時00分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, , | Short URL
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