【特集】ただの写真だけじゃもったいない!特殊な撮影が可能なカメラアプリで思い出を鮮明に残そう

夏の暑さが一段落し、山登りや史跡巡りなどの旅行に適した季節となってきた。旅先での思い出を残したいときに活躍するのが、スマホのカメラ機能だ。スマホには様々なカメラアプリが作られており、デジカメでは出来ない特殊な撮影機能を備えた物も多数存在する。
カメラアプリの特殊機能というと、フレーム画像を追加したり、レトロカメラ風や手描きイラスト風などのエフェクトを加えるアプリが多いので、撮影後に画像処理ソフトで加工すれば十分なのではと思うかも知れないが、パノラマ撮影やHDR撮影など、撮影時に処理しなければ実現できない撮影方法も少なくない。
このような撮影方法は、旅行から帰ってきてから存在を知ったのでは手遅れだ。出掛ける前にアプリを導入しておく必要がある。
この特集では、そんな特殊な撮影が可能なカメラアプリを一挙に紹介するので、ぜひチェックして旅の思い出を鮮明に記録するのに役立てよう。


【Googleカメラ】被写体以外の部分を綺麗にぼかせる「レンズぼかし」機能
Android 4.4用として公開されている「Googleカメラ」には、被写界深度を浅くして撮ったかのように、被写体以外の部分をぼかした写真が出来る「レンズぼかし」機能が搭載されている。
画像処理アプリでの背景ぼかし機能では、正確に背景をぼかすには手動での範囲指定が必要だが、この機能では、撮影時にカメラを縦に動かしてやるだけで、奥行きを認識して背景だけをぼかしてくれるぞ。ぼかし具合は後から自由に修正可能だ。


【Googleカメラ】ストリートビューのような全方位写真が撮影できる「Photo Sphere」機能
Googleカメラ」には、パノラマのような縦や横だけでなく前後左右上下の全方位の写真を一つに繋げて保存する「Photo Sphere」という機能も搭載されている。内蔵のビューアを使えば、Googleマップのストリートビューのようにその場に居るかのように周囲を見回すことが出来るぞ。



操作性が良くパノラマ撮影なども可能なカメラアプリ「Focal」
最近の端末は、標準のカメラアプリも多機能になっており、パノラマ撮影機能も搭載していることが多いが、使い勝手はイマイチな場合もある。標準カメラアプリに不満がある場合にオススメなのが「Focal」というカメラアプリだ。パノラマ撮影などの機能を搭載している他、多彩な設定を常時フローティング表示可能な設定パネルで素早く変更できるなど、使い勝手も良くなっているぞ。


明るい所と暗いところを両方綺麗に撮れるHDR撮影が可能な「ppinng!HDR」
明るい部分に合わせた設定の写真と暗い部分に合わせた設定の写真を連続撮影して合成する「ハイダイナミックレンジ合成」という手法を使えば、日向と日陰など明るい部分と暗い部分が混在した風景でも、暗い部分が潰れたり明るい部分が白飛びしたりせずに、両方を綺麗に撮影できる。HDR撮影も多くの端末の標準カメラアプリに搭載されているが、使い勝手や出来映えに不満がある場合は「ppinng!HDR」を試してみよう。このアプリは、シャッター音無しで高解像度の撮影ができるのも密かな魅力だ。



長時間露光のような写真を手軽に撮影できる「LenX」
「LenX」は、連続撮影した映像を合成することで、長時間露光を行ったような写真を撮影できるカメラアプリだ。動いているものを撮影して残像を写したり、車や通行人が消えたように見える写真が撮れる他、薄暗いところをフラッシュ無しで鮮明に撮影することもできる。



手軽に風景などを短いアニメーションGIF画像として撮影できる「Photn」
旅行先の川などの風景をメールで送ったりSNSにアップするとき、静止画では雰囲気を伝えきれないが、動画だと送信も閲覧も手間がかかりすぎるということがある。そんなとき、画像ファイルの一種であるアニメーションGIFなら、手軽に雰囲気を伝えられるだろう。「Photn」を使えば、カメラの映像を手軽に2秒程度のアニメーションGIF画像として保存できるぞ。撮影した画像の一覧画面では、全ての画像がアニメーション表示され、動くアルバムとして楽しむことも出来るだろう。



フラッシュなしで暗がりの写真を撮りたければ「猫目カメラ」を試してみよう
「猫目カメラ」もLenXのように連続した複数フレームの画像を重ねた写真を撮れるカメラアプリだが、暗がりを撮影することに主眼を置いている。より明るく見えるようにするガンマ補正機能などを備えているが、保存できる画像の解像度は低めだ。暗いところの撮影では画質が限られるため、高解像度にする意味は無いとの判断からだろう。



細切れにしてつなぎ合わせたような独特の写真が撮れる「Snapsy Grid Camera」
「Snapsy Grid Camera」は、配列の断片の数だけ連続撮影を行い、それぞれの画像から別々の部分を切り抜いてコラージュすることで、ヒビの入ったガラスを通してみたような独特の画像を撮影できるカメラアプリだ。配列は規則的な物や乱雑なもの、細かい物や荒い物など20種類が用意されている。




HDRや長時間露光撮影をするなら三脚は必須

HDRや長時間露光などの撮影方法は、複数の画像を合成するので、手ぶれしてしまうと上手く撮影できない。通常の撮影でも、カメラがしっかり固定されていた方が綺麗に撮影可能だ。最近では、スマホを挟んで固定できる三脚が多数登場してきているので、ぜひ一つ用意しておこう。


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2014年10月04日17時00分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, , , | Short URL
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