【特集まとめ】各種サイト等のパスワードを母艦/Androidで共通管理するKeePass徹底活用テク

スマートフォンなら、ブラウザや各種アプリを使い、様々なウェブサービスをPCと変わらない感覚で利用することができる。……のは良いのだが、問題はパスワードだ。「単純なパスワードはNG」「各種サービスで同じパスワードを使い回すのはNG」と言われてはいるが、現実的に、出先でスマートフォンブラウザからログインしたいサービスのパスワードは、その場で思い出せるものにせざるを得ない。……と思っている人にオススメなのが、パスワード管理アプリ。スマートフォンにパスワードを覚えさせれば、自分で覚える必要がないから、複雑なパスワード、サービスごとに異なるパスワードを設定できるのだ。
パスワード管理アプリは便利なのだが、問題が二つある。まず、画面が小さくタッチパネルなスマートフォン上でパスワードを一つ一つ登録していくのは面倒だということ。次に、パスワード管理アプリを使う以上、スマートフォンを落としたらパスワードを全て盗まれてしまうのでは?という心配があること。
そこで、パスワード管理アプリの王者「KeePass」を利用する。Windows用のアプリ(後述するようにMacやLinux版も存在する)なのだが、データベース(各種サイトのパスワードが格納されたデータ)をAndroid用のアプリと共有することが可能なのだ。共有には、いわゆるクラウド型ストレージサービスのDropboxを利用する。この方法を用いると、PC上で各種サービスのパスワードを登録し、登録されたパスワードをスマートフォン上で使う、ということが可能になるのだ。しかも、後述する同期アプリ「DropSync」を組み合わせれば、PC/スマートフォン間でのデータベース同期を自動で行わせることだって可能だ。
そして、データベースファイルは暗号化されているし、後述するように、スマートフォン内のデータベースファイルを遠隔で自動削除することも可能だから、万一スマートフォンを落としたり、盗まれたりしても、各種サービスのパスワードを盗まれる危険性は非常に小さい。
KeePassを使った、母艦PC/スマートフォンでのパスワード管理テクを徹底的に解説する。


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2012年08月19日15時54分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, , , | Short URL
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