【特集まとめ】見られたらヤバい画像や動画を死ぬ気で隠す!Androidのファイル暗号化テク

スマートフォン内に、同僚や友人、家族や恋人に見られたら人生終了な画像や動画がある……という人は少なくないはず。高機能でさまざまな画像や動画を詰め込めるスマートフォンだけに、「見られたくない画像や動画をどうやって隠すか」というのは、避けて通れない問題だ。特にAndroidの「ギャラリー」などは、スマートフォン内の画像を、フォルダ構造にかかわらず自動で探し出して表示するから、便利は便利なのだが、画像を隠しにくくてやっかいな機能の代表だ。

スマートフォン上でファイルを隠すには、大きく2つの方法がある。そのファイルにアクセスされないようにする方法と、仮にアクセスされても開けないよう暗号化する方法。手軽なのは前者だが、根本的な解決になるのは後者だ。例えば、万が一スマートフォンを落としたり、盗まれたりした場合、相手は長時間かけて、スマートフォン内を隅から隅までいじくり倒すかもしれない。いじくり倒されたら、「アクセスされないよう」に隠したファイルであっても、見つかってしまう危険性が大きい。見つかってしまってもファイルを開かれないよう、ファイルを暗号化しておくことが、根本的な解決方法なのだ。

ファイルの暗号化は、例えばパスワードzipなど、PCでもおなじみの方法によっても可能なのだが、オススメなのはAndroid用の専用アプリ。使いやすさが断然に違うからだ。

例えば、大量の画像を暗号化する場合、画像を1つ1つ暗号化すると、暗号化済みの状態では、当然ながらサムネイルも表示されない。しかし、「大量の画像」というのは、デジカメ撮影写真でもウェブで集めた写真でも、連番やランダムファイル名であることが多い。「あの写真を見たい」というときに、ピンポイントでその写真を見つけて暗号を解読する(復号化という)……というのは、ほぼ不可能だ。
また、「暗号化された画像を開く」ということは、「復号化を行い、復号化済みファイルを開く」ということ。したがって、見たあとは、復号化済みファイルを手動で削除しなければならない。うっかり削除を忘れると、せっかく暗号化していた意味がなくなってしまう。
パスワードzipなどのおなじみのテクは、「汎用性」といった面では優れているのだが、使い勝手がよくないのだ。

この特集では、暗号化はなぜ強いのか、暗号化以外の方法では何が足りないのか、という話から、使い勝手のよい専用アプリ、さらにその応用的な使い方まで、Androidにおける写真や動画の暗号化テクを紹介しよう。


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2012年09月17日09時00分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, , , | Short URL
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