「マッシュルーム拡張」を活用してテキスト入力を効率化しよう 特集その4

droidimeAndroid用の日本語入力エンジンの多くは、「マッシュルーム拡張」という仕組みに対応しており、マッシュルーム拡張として動作するアプリを導入することで、よく使う文章の入力や、特殊なテキスト変換など、標準では用意されていない便利な機能を呼び出して利用できる。

メモアプリなどの中には、音声入力や定型文挿入などの機能を独自に搭載しているものもあるが、マッシュルーム拡張機能ならば、あらゆるアプリのテキスト入力欄で利用可能だ。

拡張機能を快適に利用したければ、マッシュルーム拡張を最初に搭載した入力エンジンである「Simeji」を使ってみよう。他の入力エンジンと違い、拡張機能呼び出し専用のキーが用意されており、素早く拡張機能を利用可能だ。また、端末に標準搭載されていてアンインストールできない不要な拡張機能を設定で非表示にすることもできるぞ。

ime_401マッシュルーム拡張に対応している入力エンジンでは、記号キーなどの長押しでマッシュルーム拡張の選択画面を呼び出せるはずだ。一部の入力エンジンでは、設定画面で有効化しておく必要がある。

ime_402マッシュルーム拡張呼び出し機能を実行すると、インストールされている拡張機能の一覧が表示される。

ime_403使いたいマッシュルーム拡張アプリを選択すると、アプリの画面が表示される。「ClipStore」は、クリップボードにコピーされたテキストの履歴から過去にコピーしたテキストを素早く入力できるアプリだ。

ime_404マッシュルーム拡張アプリでの操作を完了すると、処理結果のテキストが入力されるぞ。

ime_405一部のマッシュルーム拡張アプリは、読みの入力中や変換中の状態で呼び出して利用する。

ime_406このように、入力していたテキストが呼び出したマッシュルーム拡張アプリに渡されて処理されるぞ。この「SubTalker」では、受取ったテキストを読み上げるだけだが、受取ったテキストになんらかの処理を行なった結果を入力してくれるタイプの拡張アプリもある。

ime_407「Simeji」にはスクリーンキーボードにマッシュルーム拡張アプリ呼び出し専用のキーが用意されている。

ime_408Simejiの設定では、下部の歯車のアイコンを押すとマッシュルーム拡張アプリが一覧表示され、チェックを外したアプリを非表示にできる。独立アプリとしての機能だけ利用したいアプリや、端末に標準インストールされていて不要でも削除できないアプリなどは非表示にしてしまうといいぞ。

Simeji
クリップボードの履歴を保存し、過去にコピーしたテキストを貼り付けられる「ClipStore」
日本語や英語の任意のテキストを合成音声でしゃべらすことができる「SubTalker」

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2011年08月08日17時44分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード: | Short URL
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