盗聴されないよう注意! セキュリティに配慮してWi-Fiルーターの設定を行おう 特集その2

LAN-WH450N00無線LANルーターを購入したら、電源やモデム、パソコンとつないで設定を行おう。

もともと有線ルーターを使用していた場合は、同じように配線してPPPoEによるインターネット接続の設定を行なえばいい。パソコンをモデムに直接接続していた場合は、「広帯域接続」や「フレッツ接続ツール」などの設定やツールを削除しておこう。
少しややこしいのが、モデム自体にルーターの機能が内蔵されている場合だ。モデムのルーター機能を無効にすればいいのだが、IP電話などの機能が利用できなくなってしまう場合がある。この場合、無線ルーター側を「ブリッジモード」に設定しよう。
ルーター設置時の設定方法については、利用しているインターネット回線事業者のマニュアルやWebサイトで説明されているはずなので、詳しくはそちらを参照してほしい。

ルーターのインターネット接続設定が済んだら、次はWi-Fiの設定を行なおう。特に注意すべきなのは、セキュリティの設定だ。十分なセキュリティ設定を行なわずにWi-Fiルーターを使用していると、家の外から誰かに勝手に回線を利用されたり、通信内容を盗聴されたりする恐れがある。暗号化無しに設定していたり、「WEP」という旧式のセキュリティ方式を使用していると、簡単に不正アクセスできてしまうので、「WPA2」や「AES」と書かれた方式を選択するようにしよう。
また、パスワードも十分に複雑なものに設定する必要がある。強力なWPA2を使っていても、単純なパスワードを使用していると、ありがちなパスワードを片っ端から試す総当たり方式で不正アクセスされてしまう可能性があるぞ。

wifi_0201モデムがルーター内蔵型の場合、ルーター機能を無効にしてPPPoEブリッジとして動作させれば、通常のモデムと同じように使用できる。ルーター機能を無効化する方法は、モデムの機種によって様々なので、モデムのマニュアルなどを参照してほしい。

wifi_0202今までパソコンを直接モデムに接続し、Windowsの「広帯域接続」の機能や「フレッツ接続ツール」などで接続していた場合は、設定やツールを削除する必要がある。広帯域接続の設定を削除するには、スタートメニューの「設定」→「ネットワーク接続」を開こう。

wifi_0203「広帯域」のカテゴリに表示されている項目を削除すればいい。

wifi_0204モデムのEthernetケーブルをルーターの「WAN側」などと書かれたポートに繋ぎ、「LAN側」などと書かれたポートにパソコンを接続したら、ブラウザで設定画面のURLにアクセスして、PPPoEの接続設定を行なおう。設定画面のURLやPPPoE設定の方法などは、ルーターのマニュアルに書かれているはずだ。

wifi_0205モデムがルーター内蔵型で、IP電話などの機能を使うためにルーター機能を無効に出来ない場合は、無線ルーター側を「ブリッジモード」などと呼ばれるモードに変更する必要がある。無線ルーターのマニュアルに従って設定を行なおう。機種によっては、自動的に適切なモードを判別してくれるものもあるぞ。

wifi_0206次に、無線LAN機能の設定を行なう。まず、セキュリティ方式の設定をしておこう。暗号方式として「WPA2」や「AES」などと表示されている項目を選択し、事前共有鍵などと表示されている欄に設定したいパスワードを入力する。

wifi_0207次に、無線LANのメイン設定で「SSID」の欄に分かりやすい名前を設定し、無線機能を有効化しよう。


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2011年07月25日12時49分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード: | Short URL
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