オープンWi-Fiスポットでは通信傍受や改ざんに注意!~Androidのセキュリティ

secuiconWi-Fiアクセスポイントなどの通信経路上での傍受や改ざんにも注意が必要だ。市街地ではパスワード無しで接続できるアクセスポイントが見つかることがあるが、設置者によって通信傍受や改ざんの細工が施されていたり、第三者に電波を傍受されたりする恐れがあるので、無闇に接続しないように注意しよう。
設置者には悪意がなくても、第三者が物理的に細工をするなどして不正アクセスが行われる場合もあるので、油断は禁物だ。

通信経路上での不正アクセスを避けるには、通信の暗号化を利用すればいい。オンラインショップやネットバンクなどのWebサイトでは、暗号化された「HTTPS」という通信方式が使われていることを確認しよう。標準ブラウザでもHTTPSが使われているサイトでは鍵のマークが表示されるが、Firefoxなら詳しい情報を確認できるので、より安心だ。

「K-9 Mail」などのメールソフトでは、SSLやTLSなどの暗号化機能を利用できるが、サーバ側が対応している必要がある。これらの暗号化通信が利用できないメールサーバは、出先のWi-Fiスポットに接続しているときは利用しないようにしたほうがいいだろう。

なお、自宅のパソコンでSSHサーバを実行して「ConnectBot」などのアプリでポート転送を行なえば、自宅までの通信を暗号化して傍受や改竄を防ぐことも可能だ。少々面倒だが、出先のオープンWi-Fiスポットを安全に活用したければ試してみよう。

security_007「K-9 Mail」では、メールサーバの設定の「保護された接続」で、通信の暗号化方式を設定できる。

freeSSHdとConnectBotでSSHトンネリングを行ないVNCの接続を暗号化


関連記事

2012年04月19日14時00分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, , | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事