freeSSHdで安全な自分専用オンラインストレージを構築しよう 特集その1

androidVNcパソコン上のファイルにインターネット経由でアクセスできるようにする方法にはさまざまなものがあるが、Windowsパソコン上で手軽に安全なサーバを構築したければ「freeSSHd」というソフトを使うのがオススメだ。
すべてのデータを暗号化して送受信する「SSH」という通信プロトコルを使用するので、通信を傍受・改竄されたりする恐れがない。
SSHサーバを構築する方法としては、ほかにも「OpenSSH」などがあるが、Unixから移植されたソフトなので設定が面倒だ。freeSSHdなら、インストールして設定画面で何カ所か設定を行うだけで、手軽に利用できるぞ。

homeserver_101まず、freeSSHdのインストーラーを起動し、各画面で「Next」をクリックしていき、最終確認画面で「Install」を押してインストールを実行しよう。

homeserver_102インストールが完了すると、初期設定画面が表示される。「Private keys」の画面では、「はい」を押しておこう。

homeserver_103「system service」の画面で「はい」を押せば、サーバがWindowsのサービスとして登録され、パソコンの起動時に自動的に起動されるようになる。「いいえ」を指定した場合は、デスクトップアイコンなどから手動で起動しよう。

homeserver_104freeSSHdが起動したら、タスクトレイアイコンのクリックなどから設定画面を表示しよう。

homeserver_105設定画面の「Users」タブで、「Add」を押してログイン情報の追加を行おう。

homeserver_106「Login」の欄に作成したいユーザー名を指定し、「Authorization」で「Password stored as SHA1 hash」を選択して、パスワードを設定しよう。次の欄には確認のため同じパスワードをもう一度入力する。「User can use」では、「SFTP」にだけチェックを入れておこう。「OK」を押せば登録されるぞ。

homeserver_107「SFTP」のタブで、出先からアクセスしたいファイルを置いておくフォルダのパスを指定しよう。

homeserver_108「Tunneling」のタブでは、「allow local port forwarding」と「Allow remote port forwarding」にチェックを入れておこう。「OK」を押せば設定完了だ。

homeserver_109インターネットに接続しているルーターの設定で、1024~65535の間の適当な番号のポートへのアクセスを、freeSSHdを実行しているパソコンの「22」番ポートに転送するように設定しておこう。ポートの設定方法は、ルーターによって異なるので、利用している機器のマニュアルなどを確認しよう。

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2011年09月14日09時19分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード: | Short URL
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