【Nexus5root】カスタムリカバリ「TWRP」を導入しroot化への最終準備を整える

root化を行うための行程は、なかなかに長い。そろそろ飽きてきた…という人もいるかもしれないが、もう少しだ。

ブートローダーアンロックまでを終わらせたら、次に「カスタムリカバリ」の導入を行う。「カスタム」された「リカバリ」だ。「リカバリ」とは、OSアップデートの際などに利用される、OSとは別のシステムのこと。「OS自体を弄るためのシステム」というような代物だ。デフォルトのリカバリを「カスタムされた(別の)リカバリ」に入れ替えることで、OS自体を自由に弄ることができるようになる。

Android用のカスタムリカバリとして、有名なのは「TWRP」か「CWM」だ。本記事では「TWRP」を利用する。root化を行うだけなら基本的にどちらでも良いのだが、将来的にいわゆる「カスタムROM」などに手を出す可能性を考えると、「TWRP」の方が有用だからだ。

カスタムリカバリの導入も、作業自体は比較的簡単だ。以下の通りに作業を進め、root化への最終準備を整えよう。

TeamWin Projects – TWRP 2.6 – Nexus 5 | TeamWin

まず「TWRP」のイメージファイルをダウンロードする。公式サイトで「Download the newest .img file here」をクリック。

「openrecovery-twrp-*.*.*.*-hammerhead.img」といったファイルが並んでいるはず。最新バージョン(記事執筆時現在は2.6.3.4)をダウンロードしよう。



ダウンロードしたファイルをCドライブ直下にコピーし、「名前の変更」からファイル名全体をコピーしておく。

Androidの「ブートローダー」を立ち上げる。前ページで紹介したのと同様、電源オフ後に電源ボタンとボリュームボタンの両方を押し続ければ良い。



この状態でコマンドプロンプトを立ち上げ、「fastboot flash recovery C:\」と入力。マウスの右ボタンで右クリックメニューを表示させ「貼り付け」。



先ほどコピーしたファイル名がペーストされるので、そのままエンター。これでカスタムリカバリの導入が行われる。


カスタムリカバリ導入が正常に行われたか確認する

ここまでの作業が終わったら、再びAndroidの「ブートローダー」を立ち上げ、ボリュームボタンで「Recovery mode」を表示させて電源ボタンを押す。

左のような画面が表示されれば、カスタムリカバリ「TWRP」が正常に導入されている。root化まで、あと一歩だ。

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2014年01月01日16時36分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, , | Short URL
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