カフェに入ったらスマホを操作しテザリングを有効にして、そしてノーパソを広げる……と毎日行っていると、「スマホを操作する」という部分が面倒になってくる。前ページで解説したように、ワンタップでテザリングを有効にする方法はあるのだが、この「ワンタップ」すら省略したくなってくるのだ。スマホで一切操作を行うことなくテザリングを使いたい……というニーズに応えるためのアプリが、Playストア上ではいくつも公開されている。特に操作が簡単で使いやすいテクを3個紹介するぞ。

モバイルバッテリー接続時にテザリング有効

テザリングは、どうしてもバッテリーを食う。そこで、テザリングを使う場合にはモバイルバッテリーをスマホに接続する……とやっている人が多いのでは？
「テザリングを使う場合にはモバイルバッテリーを接続する」のであれば、「モバイルバッテリーが接続されたらテザリングを有効にする」とやれば良いのだ！……というのが、最初の方法だ。「自動テザリング＆無線制御」というアプリを使えば、この自動化を超簡単に行うことができる。
詳しい人であれば、「Tasker」など高度な自動化アプリで同様の自動制御を行っても良い。

・自動テザリング＆無線制御（電源接続・切断時自動オンオフ） – Google Play の Android アプリ

「自動テザリング＆無線制御」をインストールし、設定画面上で「電源が接続されたらテザリング有効」という設定を行っておく。



以後、モバイルバッテリーを接続すると、自動でテザリングが有効になる。

ワン切りするとテザリング有効

「ワン切りでテザリングON/OFF」は、アプリがインストールされているスマホに、あらかじめ登録してある電話番号から着信があるとテザリングが有効になる、というアプリだ。……「何でそれが便利なの？」と思うかもしれないが、「ガラケーとテザリング用スマホの二台持ち」など、少し癖のある人向けのテク。テザリング用のスマホがバッグの中などに入っていて、取り出すのが面倒くさい、ガラケーであればポケットに入っている……という場合に、ガラケーからスマホにワン切りを行うと、スマホ内にインストールしてあるアプリにより、スマホのテザリングが有効になる、という方法だ。「便利！」と思う人は少ないかもしれないが、ハマる人にはハマる自動化なはず。

・ワン切りでテザリングON/OFF – Google Play の Android アプリ

スマホにアプリをインストールし、自分のガラケー（など）の電話番号を登録しておく。以後、その電話番号からワン切りを行えばテザリングが有効になる、という仕組みだ。

Bluetoothテザリングなら常時オンでもバッテリー消費が少ない

実は、Wi-Fiテザリングと比べ、Bluetoothテザリングはバッテリー消費量が少ない。常時オンにしていても、余分な消費がほとんどないのだ。面倒なことをやるくらいなら、最初からWi-FiではなくBluetoothでテザリングを利用すれば良い……というのもアリ。Bluetoothテザリングを利用し、常にオンにしておけば、「どうやって自動でオンにしよう」と悩む必要がそもそもない。スマホの再起動時など、知らない間にオフになっていることもあるが、「BT Auto Tethering」を入れておけば、そうした場合も強制オンにしてくれるぞ。
ただ、BluetoothはWi-Fiより速度が遅いので、「どっちをとるか」という問題はあるのだけど……。

・Bluetooth Auto Tethering – Google Play の Android アプリ

Bluetoothテザリングは、本文通り、常時オンにしていてもバッテリー消費が非常に小さいのだ。

スマホ再起動時などにオフにされてしまうことがあるが、アプリで常時強制オンを実現できる。

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