Gmailの別名アドレスをサイトごとに使い分ければSNSなどの通知を正確にフィルタリング可能

Gmailのフィルタ機能を使えば、重要なメールを他のアドレスに転送したり、不要なメールを破棄したりして、快適にメールを受信できる。だが、送信元や件名、本文中のキーワードによるフィルタリングでは、誤分類や分類漏れが起こりやすい。条件を工夫すればフィルタリングの精度を高めることは可能だが、限界があるし面倒くさい。
手軽に正確なフィルタリングを行ないたければ、Gmailに用意されている別名アドレスの機能を使ってみよう。Gmailでは、メールアドレスの「@」以前のユーザー名の後ろに「+」に続いて適当な英数字列を加えたアドレスに宛てたメールも、元のユーザー名のアカウントで受信できるのだ。
例えば、「example@gmail.com」のアカウントでは、「example+twitter@gmail.com」や「example+facebook@gmail.com」などのアドレスに宛てて送られたメールも受信できる。この時、フィルタ機能などで使われる宛先は、「+」以下が付いたアドレスとして扱われる。
このサブアドレスをSNSやショッピングサイトなどの通知メール送付先に設定しておき、宛先を条件にフィルタリングを行なえば、件名や送信元、本文中のキーワードなどを手がかりにするよりも効率よく通知メールをフィルタリング可能だ。
なお、ユーザー名の途中に「.」を挿入した「exa.mple@gmail.com」のような別名アドレスも利用できる。「+」入りのアドレスを登録できないサービスで試してみよう。


Gmailのアドレスの「@」の前に「+」に続いてサイト名などを挿入したアドレスを決めたら、ネットサービスの通知メール送信先として登録しよう。Twitterの場合は、設定の「ユーザー情報」から設定できる。Facebookの場合、設定の「一般」→「メールアドレス」で、「別のメールを追加」を押して、追加のアドレスを登録すると「主メールアドレス」として選択できるようになる。
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大抵のサービスでは、送信先メールアドレスを変更した場合、宛先が正しいかを確認するメールが届くはずだ。Gmailの画面で「To 自分」という欄をクリックすれば、宛先アドレスが「+」付きのサブメールアドレスになっていることが確認できるはずだ。


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Gmailの検索で「To」の欄にそのサブメールアドレスを入力してフィルタを作成すれば、サイトからの通知メールを正確に分類できるぞ。サイトに仕様変更があっても宛先は変わることはないし、サブメールアドレスを知っているのは登録先サイトだけなので、有名サイトを装った迷惑メールなどが誤って分類されてしまうこともない。

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2012年08月05日16時04分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード:, | Short URL
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