【基本設定】Wi-Fiアクセスポイントの詳細オプションでプロキシやIPアドレス固定、DNSサーバの設定

AndroidのWi-Fi接続では、アクセスポイントごとに詳細オプションが用意されており、プロキシサーバやIPアドレスの取得方法の設定を変更可能だ。
少々分かりにくい項目が多いが、変更することで使い勝手を高められる可能性があるので、ぜひチェックしてみよう。



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アクセスポイントの設定を変更するには、設定画面の「Wi-Fi」でアクセスポイントの一覧に進み、接続しているアクセスポイントをロングタップしよう。


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このようなメニューが表示されたら、「ネットワークを変更」を選択。


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パスワードなどの設定が表示されたら、下部の「詳細オプションを表示」をタップし、チェックをオンにしよう。


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「プロキシ設定」と「IP設定」という項目が表示されるぞ。


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「プロキシ設定」は、Webページへのアクセスを中継するプロキシ(proxy)サーバの使用設定だ。「FilterProxy」のようなプロキシサーバを端末やパソコン上で実行している場合は、ここで設定すること利用できるようになるぞ。
また、学校や勤め先のWi-Fiネットワークでは、プロキシを経由しないとインターネットにアクセスできないように設定されている場合もある。このようなアクセスポイントを利用するときは、利用者向けの案内を確認するか、管理者に問い合わせて、設定すべきホスト名やポート番号を調べよう。


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「IP設定」は、LAN上でのIPアドレスを取得する方法に関する設定だ。初期状態の「DHCP」では、Wi-Fiアクセスポイントから自動的に取得される。この場合、アクセスポイントに接続するごとにIPアドレスが変わってしまう場合があり、パソコンなどから端末上のデータにアクセスするためのサーバアプリを使用している場合に不便だ。
「静的」に変更すると、一定のIPアドレスを取得するようになるので、サーバアプリを使う場合はぜひ変更しておこう。
「静的」に変更した直後は、最後に自動取得されたIPアドレスを使用するように設定されるが、好みのIPアドレスを使用することも可能だ。しかし、設定を誤ると接続できなくなってしまう恐れがあるので、よく分からない場合は弄らないでおこう。


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IP設定を静的に変更すると、「DNS」の設定も変更可能になる。これは、「google.com」のようなドメイン名を「173.194.126.228」のようなIPアドレスに変換する名前解決のためのサーバのIPアドレスだ。
DHCP使用時は、DNSサーバのアドレスもWi-Fiアクセスポイントから自動取得されるが、「静的」に変更して設定値を削除すると、Googleが提供している「8.8.8.8」というサーバが使われるようになる。Googleのサーバの方が処理速度が速かったり障害が発生しにくい可能性があるので、Webサイトの表示開始までの待ち時間が長い気がするときなどは変更してみるといいだろう。

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2014年06月30日13時27分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード: | Short URL
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