一足先にフラットデザインに変わっているiPhone版と異なり、Android版のFacebook公式アプリは旧デザインのまま……だったのだが、現在、FacebookがAndroid用アプリをフラットデザインに切り替え中だ。

詳細未検証だが、Android版Facebook公式アプリは、少し前にリリースされたバージョン8から、フラットな新デザインを内蔵している、と言われている。しかしバージョン8以降のアプリを使っていても旧デザインなまま……という場合が多い。これは、Facebook側が新デザインの有効無効を切り替える仕組みになっていて、アプリ的に新デザインに対応したバージョン（8以降）を使っているユーザーであっても、Facebook側が「このユーザーに新デザインを有効に」という切替を行ってくれないと旧デザインなままだから、とのことだ。

しかし現在、日本のFacebookユーザーに対して、上記の切替が、正に行われつつあるようだ。「Facebookが新デザインになった！」という報告が相次いでいる。
「え、まだ変わらないよ？」という人向けに、新デザインの概要を紹介しよう。

・Facebook – Google Play の Android アプリ

Playストア等の画面は、まだ旧デザインのままだ。

新デザインは、フラットな外観が最大の特徴。そして、左上ボタンから呼び出すメニュー、いわゆる「ドロワー」がなくなっている。

代わりに、一番右のタブで「フィード」「グループ」などにアクセスするデザインだ。

メッセージも「タブ」というような扱いに変わった。全体的に言って、旧デザインにおける「余分」な部分がなくなり、シンプルな作りになった、という印象だ。ドロワーや吹き出し形式のメッセージは、Facebookアプリが（ほぼ）元祖で、その後他のアプリなどでも流行ったが、しかし「どうも使いにくい」という声が多かった。そうした「余分」な部分をカットされた分、使いやすくなったと言える。

ただし、スレッドを開くと、いわゆるチャットヘッド表示になる。チャットヘッドは、「他のアプリを使っている最中にメッセージが届いた場合に使いやすい」という意味で評判が良い。「だから残した」という感じなのだろう。