【白ロム特集】低スペックの中古端末を快適に!軽量化アプリ・テクニック集

発売から年月の経った機種の中古端末は、「ヤフオク!」などのオークションサイトでは数千円などの低価格で入手可能だ。しかし、古い端末はCPU速度やメモリ容量などのスペックが低く、動作が鈍く感じられることがある。また、バッテリには経年劣化が生じており、電池も切れやすい。
だが、動作の軽快さを重視して作られたアプリを使ったり、不要なアプリを整理したりすれば、古い端末も十分快適に動作するようになる。
この記事では、そんな端末の軽快化に役立つアプリの記事を一挙に紹介するぞ。



軽量ホームアプリに乗り換えよう


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まずはアプリ起動の起点となるホームアプリを見直そう。端末標準のホームアプリは無駄に重いことが多いので、Google Playストアから軽量ホームアプリを導入すれば、大幅に快適化できる可能性がある。
「ストイックホーム」など、極限まで機能を削減したものもあるが、低機能すぎるのも考え物だ。機能が充実しつつ動作の軽さにも配慮された「Lightning Launcher」を試してみよう。



ウィジェットアプリはWidgetsoidに統一


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ホーム画面にウィジェットを設置していると、ホーム画面を表示するときに各ウィジェットアプリの表示処理が発生する。ウィジェットアプリが多いと、ホーム画面の表示が遅くなったり、バッテリの消費が激しくなってしまうだろう。
Wi-Fiなどの機能の有効・無効切り替えや、バッテリ残量などの情報表示は、多機能なウィジェットアプリ「Widgetsoid」に一本化してしまえば、パフォーマンスが向上するはずだ。



自動操作系のツールはLlamaに統一


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Androidには、着信音量やWi-Fiの有効・無効などの設定を状況に応じて変化させるアプリが多数存在するが、バックグラウンドで実行されるこれらのアプリを幾つも導入していると、端末の動作が遅くなったりバッテリの減りが速くなる恐れがある。
様々な機能を備えた「Llama」などのツールに一本化してしまおう。



不要なアプリはアンインストール&無効化


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Androidのアプリは、ユーザーが起動操作を行って使用していなくても、バックグラウンドで動作してマシンパワーを消費している場合がある。また、小物アプリでも何MBもの容量を食っていることも多く、不要なアプリをいくつもインストールしていると端末の容量を圧迫する。
不要なアプリは、アプリ管理画面などからアンインストールしてしまおう。
端末にプリインストールされているアプリの中には、アンインストールできないアプリも存在するが、Android4.0以降なら多くのプリインストールアプリを「無効」にすることで動作を停止させられるぞ。



バックグラウンドアプリを終了して動作を効率化


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一般的なAndroidのアプリは、画面を閉じても完全には終了せず、次回使用時に素早く表示できるようにバックグラウンドで待機する。空きメモリが無くなると、しばらく使っていないアプリが自動的に終了されるが、またすぐに使うつもりだったアプリが先に終了されてしまうなど、あまり融通が利かない。
タスクキラーアプリを利用すれば、不要な待機アプリを先に終了して、必要なアプリの動作を高速化できるぞ。

おすすめのタスクキラーは、対象として設定したアプリをショートカットの実行一発で終了できる「Task Kill」。常駐しないのでメモリが無駄にならず、ユーザーの判断で最適なタイミングで実行できる。「Llama」などと組み合わせれば、端末をスリープさせたときなどに自動実行させることも可能だ。

なお、強制終了するアプリの選別を誤ると、逆にバッテリを無駄遣いしてしまうことがある。以下の記事で使いどころを詳しく解説しているので、参考にして上手に活用しよう。



端末ストレージの容量を稼ぐ


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最近の機種は、16GBや32GBなど十分な容量の内蔵ストレージを備えているが、激安になっている一昔前の端末では、8GBや4GB、2GBなど少なめのストレージしか備わっていないことが多い。SDカードを追加すれば写真などの保存可能容量は増やせるが、内蔵ストレージ上にしか保存できないデータもある。
内蔵ストレージの容量が足りなくなってきたら、不要なアプリの削除やSDカードへの移動、キャッシュや保存データの削除などを行って、空き容量を稼ごう。


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Android4.0以降なら、全ての機能が揃った「AppWererabbit Backup & Restore」がおすすめ。SDカードへの移動が可能なアプリの表示や、保存データ容量順での並び替え表示なども可能だ。


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Android4.0未満で使用可能なアプリマネージャでは、「System Manager / Task Manager」が多機能だ。占有容量順やインストール日時順での表示の他、SDカードへ移動可能なアプリの絞り込み表示なども可能。実行中のアプリのメモリ使用量を表示するタスクマネージャ機能も備わっている。連続アンインストールのためのチェックボックスの当たり判定が分かりづらいのが難点だが、慣れれば問題なく使えるだろう。
System Manager / Task Manager – Google Play の Android アプリ


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Android4.0未満の端末でSDカードへの移動作業を行いたければ「SDMove」を使おう。シンプルなインターフェイスで古い端末でも軽快に動作するぞ。


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保存データが肥大化しているアプリを探して整理したければ、「DiskUsage」を使おう。ストレージ上のファイルやフォルダを容量順に表示して整理できるアプリだが、インストールされているアプリごとのストレージ占有量も表示可能。大量のデータがストレージを圧迫しているアプリを見つけて、データの削除やアプリのアンインストールを行えるぞ。


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取得や生成したデータを再利用するために保存している「キャッシュ」は、基本的に削除しても問題ない。「SLW Cache Cleaner Widget」のウィジェットを設置しておけば、1タップで素早く全てのアプリのキャッシュを消去できるので、キャッシュの肥大化しがちなアプリを使っている人はぜひ活用しよう。

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2014年02月23日06時51分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード: | Short URL
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