スマートフォンは何万円もする高価な商品だ。キャリアの公式ショップや代理店では、「実質0円」などとして売られているが、キャリアの指定するプランを契約して2年間も使い続けなければならない。「一括0円」となっている端末も、指定のプランを契約しなければならず、2年以内に解約するには高額な違約金が必要だったりする。

MVNOの格安データ通信を利用したい場合や、予備のスマホなどが欲しい場合などに、キャリアとの契約に縛られずにスマホを安く購入したければ、「白ロム」として売られている端末を購入するのがオススメだ。使い古された中古品だけでなく、未使用のままの新品も白ロムとして売られているぞ。
白ロムは、実店舗やオンラインの中古携帯ショップだけでなく、「ヤフオク！」などのオークションサイトでも購入できる。
ネットオークションというと個人同士の取引という印象が強いかも知れないが、最近では専門の中古業者からの出品も多い。発送の手際の良さや信頼性では通常のオンラインショップに引けを取らず、運が良ければショップより安く購入できる可能性もあるぞ。
また、個人からの出品は業者ほど信頼性が高くはないが、ショップを通して買うよりも安くなることが多い。
白ロムの購入を検討するなら、ぜひオークションサイトをチェックしてみよう。

・スマートフォン本体 – ヤフオク!

まずは欲しい機種の型番を入力して検索しよう。オークションサイトには、カバーなどの周辺グッズも出品されているので注意が必要だ。見分けるのが面倒な場合は、「-SIMロック -解除 -代行 -カバー -ケース -フィルム -シール -変換 -保護 -電池 -バッテリ」などの除外条件を付けて検索するといいだろう。ヤフオクの場合は、特定の出品者を除外することもできるので、「スマートフォン本体」カテゴリに周辺機器などを大量に出品している迷惑な出品者は消し去ってやるといいだろう。

他のオンラインショップでの価格もチェックしておこう。
「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を調べたところ、ドコモオンラインショップでは月々サポートの割引価格を差し引いた実質価格が27,720円、白ロム通販サイト「ムスビー」での最安は25,100円だったのに対し、ヤフオク！では新品で即決価格21,800円の出品があったぞ。

気になる出品を見つけたら、詳細ページをチェック。傷や水没反応などの端末の状態や、保証書などの付属品などの他に、固有番号や製造番号と呼ばれる「IMEI」が書かれていることを確認しよう。盗難された端末などは、「ネットワーク利用制限」の対象となり、携帯電話網に接続できなくなってしまう。キャリアのサイトでIMEIを入力すれば、状態を確認できるぞ。
また、分割払いの残債が残っている状態では「△」と表示される。出品者が支払いを遅延した場合、ネットワーク利用制限が掛けられる可能性があるので注意が必要だ。

・ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト(NTTドコモ)

・ネットワーク利用制限携帯電話機照会(au)

・中古携帯電話を利用する際の注意事項を確認する / ネットワーク利用制限 | モバイル | ソフトバンク

出品に慣れていない個人の出品者の場合、やましいことが無くても重要な情報を記載し忘れてしまう場合がある。出品への質問機能を利用すれば問い合わせが可能なので、気になる出品があったら質問してみよう。