Android 4.4 KitKat正式公開!全画面表示やストレージアクセスフレームワークの機能に注目

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GoogleからAndroidの次期バージョンとなる「Android 4.4 KitKat」が正式発表され、一般ユーザー向けのプロモーションページや開発者向けの情報ページで新機能が紹介されている。

新機能の中でも特に嬉しいのが、ホームキーなどが表示されるナビゲーションバーを非表示にした完全な全画面表示のままでアプリの操作を行なえる「Immersive」モードだろう。従来も、動画再生時などにナビゲーションバーを非表示にすることは出来たが、画面をタッチすると強制的に再表示されるため、ゲームなどには利用できなかった。新たなモードでは、バーの再表示操作が画面端からのスワイプとなり、全画面表示のままでアプリを操作できるようだ。

また、オンラインストレージなどのファイルを様々な対応アプリからシームレスに扱えるストレージアクセスフレームワークにも注目。従来だと、クラウド上のファイルにアクセスできるアプリを作るにはアプリ側でサービスへのアクセス機能を組み込む必要があったが、Android 4.4では単にこのフレームワークを利用してファイルを開くだけでいい。サービスへのアクセス機能は、サービスの公式アプリなどの方で実装され、ユーザーは使いたいサービスのアプリをインストールすることで対応サービスを追加できる。
クラウドサービスだけでなく、端末上のファイルの暗号化などにも応用できそうだ。

開発者向けのデバッグ接続機能を利用すると、画面を動画として録画することが可能になる。従来のスクリーンショット撮影機能では大変だったアクションゲームなどの画面撮影が楽になりそうだ。

パフォーマンス面でも、メモリ使用量の削減などの大幅な軽量化が為されているとのこと。新興国などで発売されている低価格端末には、RAM(メモリ)が512MBしかないなどスペックが低い物が多く、いまだにAndroid 2.3が使われ続けているが、今後はAndroid 4.4以降に一本化されていきそうだ。
Android – 4.4 KitKat

Android KitKat | Android Developers



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GoogleからはAndroid 4.4を搭載したLG電子製のスマートフォン「Nexus 5」が発売。
5.0インチのフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載し、約69×137×9.6mm、約130グラム。2.3GHzのクアッドコアCPU、2GBメモリなど、基本スペックは今冬の新スマホと同じだが、2300mAhのバッテリ容量や約800万画のカメラなどの点では見劣りしている。
ストレージ容量は16GBと32GBが用意され、日本でもGoogle Playストアから16G版は39800円、32GB版は44800円で購入可能だ。また、イー・アクセスからも11月中旬にEM01Lとして発売予定で、こちらは2年間の割引を適用すると実質10080円となる。

発売済みのNexus 4、Nexus 7、Nexus 10などにも数週間以内にアップデートが提供予定とのことだが、発売後18ヶ月のアップデート保証期間が終了したGalaxy Nexus向けには、公式のアップデートは提供されない模様。しかし、スペックは足りているので、非公式のカスタムROMなどの形で利用する手段は登場するはずだ。

Nexus 5 – Google

国内初、AndroidTM4.4(KitKat)搭載スマートフォン 「Nexus 5」を11月中旬に発売|報道発表資料|イー・アクセス

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2013年11月02日12時38分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
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