Playストアの権限表示が改悪!ネットアクセス権限の確認には別途手順が必要に

Androidでは、連絡先情報の読み取りやインターネットへのアクセスなどの機能をアプリに悪用されないように、インストール前にアプリが利用する機能の一覧が表示される「権限」や「パーミッション」と呼ばれる仕組みが用意されている。

Web版のPlayストアでも、「インストール」ボタンを押したときに権限の一覧が表示されていたのだが、最近の仕様変更で権限のグループと概要のみの表示となり、個々の権限の詳細は表示されなくなってしまった。
さらに問題なのが、「ネットワークへのフルアクセス」の権限が重要度の低い「その他」の扱いになってしまい、この画面には表示されなくなってしまったことだ。
「連絡先の読み取り」などの重要な権限を使うアプリでも、情報を不正送信するのに必要となるネットアクセス権限の有無によって危険度には雲泥の差がある。

詳細な権限の確認手段が消滅してしまったわけではなく、画面下部の「その他の情報」の欄の「詳細を表示」をクリックすれば、「その他」を含む個々の権限を表示可能だが、多数のアプリの中から不要な権限を使わないアプリを探したい時などには面倒くさい。

手軽かつ確実に権限を確認したければ、有志が公開している「Google Play Store Show permission」というユーザースクリプトをブラウザに導入しよう。アプリの詳細ページを読み込んだときに自動実行され、権限の一覧をページの上部に埋め込み表示してくれるぞ。



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従来のPlayストアでは、「インストール」ボタンを押すとこのような形で詳細な権限一覧が表示されていた。


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新方式では、このように使用している権限のカテゴリだけが表示され、具体的な機能までは表示されなくなってしまった。


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詳細な権限の一覧を確認するには、ページの下部の「その他の情報」の欄の「アクセス許可」→「詳細を表示」をクリックしよう。


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このような画面で権限の一覧が表示される。インストール時の確認画面には表示されなかった権限も「その他」カテゴリとして表示され、「ネットワークへのフルアクセス」もここに押し込められている。


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ブラウザのユーザースクリプト機能に「Google Play Store Show permission」を導入すれば、アプリの詳細ページを読み込んだときに上部に権限の一覧が表示されるようになるぞ。

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2014年06月04日01時21分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, , | Short URL
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