auから2012年夏の新機種が正式発表!シャープや富士通のハイスペック機種に注目

15日の午前10時からauの発表会が行なわれ、Androidスマートフォン5機種とタブレット1機種が新たに発表された。いずれの機種もOSのバージョンは4.0となっており、スマートフォンはワンセグやおサイフケータイ、赤外線、防水・防塵などのガラスマ機能に対応している。
発表会の様子はライブ中継され、現在も録画が公式サイト上で公開されているので、気になる人はチェックしてみよう。
スペックや機能が気になる人は、5機種の仕様がまとめて掲載されているニュースリリースをチェックするといいぞ。
以下では、過去に発表済みの「HTC J ISW13HT」を加え、auの2012年夏モデル各機種の特徴を紹介していく。購入するつもりの人は、端末購入前のチェックポイントを解説した記事なども参考にして検討しよう。

au 発表会 2012 SUMMER|au
auスマートフォンの2012夏ラインアップについて
初心者必読!! 絶対に後悔しないために端末を買う前にチェックすべき35のポイント | あんどろいどスマート


AQUOS PHONE SERIE ISW16SHはNFCやmicroSDXC対応


多数の機種を発売しているシャープからは、3つの機種が発売される。
「SERIE」は金属調のカッコいいフレームに、約1200万画素のメインカメラや720×1280ピクセル約1677万色液晶、デュアルコアCPU、16GBストレージなどハイスペックを詰め込んだ機種だ。
ほかに注目すべき機能としては、FeliCa(おサイフケータイ)に加え、Androidの標準APIから利用可能な「NFC」にも対応していることが挙げられる。端末同士をくっつけるだけで情報を転送できる「Androidビーム」や、EdyなどのICカードの情報を読み取るアプリも利用可能で、活用の幅が広がるぞ。
また、microSDHCより高速・大容量なmicroSDXCカードにも対応している。
数年後、NFCやSDXCが普及したとしても、SERIEなら時代遅れにならずに済みそうだ。
シャープでは、他社に先駆けてSoftBankの104SHとしてAndroid4.0機種を発売していることもあり、完成度にも期待できそうな要注目の機種だ。
かなり魅力的な機種だが、ホーム、メニュー、バックなどのキーが画面上に表示されるソフトキー方式となっているのが難点だ。老朽化しにくいのはよいが、メニューボタンがおかしな場所に表示されたり、側面のボタンでしかスリープ解除できなかったり、表示領域が減ってしまうなど、不便な点が多い。


AQUOS PHONE SL IS15SHはつけ爪でも操作しやすい物理テンキー付き


シャープの3機種の一つ「AQUOS PHONE SL」は、スライド式の物理テンキーが特徴のモデルだ。長い爪などのためにタッチパネルが使いにくいと感じている女性や、従来の携帯電話に近い感覚で利用したい人などにオススメ。
しかし、ディスプレイは540×960ピクセル約26万色、カメラは約800万画素、シングルコアのCPUなど、スペックはSERIEに比べると低めで、高速な通信が可能な「+WiMAX」や、ルーターとなってパソコンやゲーム機などをネットに接続させる「テザリング」機能に対応していないことに注意が必要だ。


AQUOS PHONE CL IS17SHは常時表示のサブ液晶が特徴


丸みのあるデザインの「AQUOS PHONE CL」は、メインディスプレイの消灯時にも時計などが常時表示される「メモリ液晶」を備えたモデルだ。
こちらもスペック的にはSERIEに比べると見劣りし、+WiMAXやテザリングにも対応していないのに加え、フェイスアンロックやビデオチャットなどで利用するディスプレイ側のカメラも搭載されていないので要注意だ。
また、Wi-Fiの対応規格がIEEE 802.11 b/g/nのみとなっており、電波の干渉を受けにくい5GHzのWi-Fiにも未対応。アクセスポイントが密集している集合住宅などで高速なWi-Fi通信を利用したい人は、他の機種を選んだ方が良さそうだ。


ARROWS Z ISW13FはクアッドコアCPUでハイスペック


ドコモのリーク情報でも見かけた富士通の「ARROWS Z」がauからも発売される。
最大の特徴は、4つの処理を並列実行可能なクアッドコアのCPUを搭載していること。音楽再生やデータ同期などの処理がバックグラウンドで動作しまくっても、操作中のアプリの動作がカクついたりせず、快適に利用できるだろう。
指紋センサーによる手軽かつ堅牢なセキュリティ機能も特徴的だ。
また、無線による周辺機器接続機能である「Bluetooth」では、低速な代わりに大幅に省電力な通信が可能なバージョン4.0にも対応している。
720×1280ピクセル1677万色液晶や約1313万画素メインカメラなど、その他のスペックも高めだが、NFCやmicroSDXCには未対応のようだ。


URBANO PROGRESSOは通話の聞き取りやすさが魅力


京セラ製の「URBANO PROGRESSO」は、高級感のあるデザインと、通話時にディスプレイ自体を振動させてクリアな音を発する「スマートソニックレシーバー」機能などが特徴。
ディスプレイは4.0インチ480×800ピクセル約1677万色有機EL、メインカメラは約800万画素、CPUはシングルコアと、AQUOS PHONE SERIEやARROWS Zに比べるとスペックは見劣りするが、+WiMAXやテザリングには対応している。


HTC J ISW13HTは高音質のオーディオ機能を搭載


先行して発表されていたように、台湾のHTCからも、ガラスマ機能を備えた日本向けモデル「HTC J」が発売される。
同梱の「Beats by Dr Dre urBeats In-Ear Headphones」と音質最適化処理により、高音質なサウンドを楽しめるのが特徴。
デュアルコアCPUに16GBストレージなどスペックは高めだが、ディプレイは540×960ピクセル約1677万色有機EL、カメラは約800万画素と、映像面ではAQUOS PHONE SERIEやARROWS Zに比べてやや見劣りする。
NFCやBluetooth4.0にも対応しており、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線などのガラスマ機能も備えているが、防水・防塵機能は搭載されていない。


REGZA Tablet AT500/26Fなら動画配信を高画質画面で楽しめる


東芝から発売される「REGZA Tablet」シリーズのうち、10.1インチで約590グラムの「AT500」がau向けモデルとしても発売される。
800×1280ピクセル約1677万色の液晶ディスプレイに独自の映像補正技術「Resolution+」を備えているのが特徴で、月額590円の「au ビデオパス」などの動画を高画質で楽しめるだろう。
ただし、ネットワーク通信機能はWi-Fi(IEEE802.11n/b/g)のみで、3Gや+WiMAXには対応していないので、自宅専用機にするか、テザリング対応のスマートフォンなどと合せて利用する必要がある。
クアッドコアCPUを搭載し外部メモリはSDXCに対応するなど性能は上々だが、内蔵ストレージ容量は、オリジナルモデルの「AT500/46F」の64GBや、「AT500/36F」の32GBより少ない16GBとなるようだ。

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2012年05月15日13時44分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
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