Android4.0からは「Androidビーム」という機能が搭載され、端末同士をくっつけて画面をタップするるだけでブラウザで表示中のURLやマップで表示中の位置、メールアドレスなどの情報を転送できる。
メニューからアプリを呼び出す必要があるQRコードや赤外線通信と違って、端末同士をくっつけるだけで起動するので、非常に手軽に利用可能だ。
Androidビームを利用するには、Androidのバージョンが4.0以上である以外に、「NFC (Near Field Communication)」という機能が搭載されている必要がある。現在日本で売られている端末でNFCを搭載しているものは、Android4.0を搭載済みのGALAXY NEXUS SC-04Dと、4.0へのアップデート予定のGALAXY S II LTE SC-03D、GALAXY S II WiMAX ISW11SCしかないが、今後NFCを搭載したAndroid 4.0端末が増えてくれば、手軽な情報交換手段として活躍するかも知れないぞ。

Androidビームを使用するには、Androidの設定の「無線とネットワーク」でNFCの機能を有効にしておく必要がある。

双方の端末のNFCを有効にし、端末の背面同士をくっつけよう。

相手の端末が認識されると、画面がズームアウトし、「タップしてビーム」と表示されるので、送りたいページを表示中の端末の方の画面にタッチしよう。

相手の端末に情報が送信され、アプリが起動して送られたURLが開かれる。

Googleマップを表示中にビームを実行すると、表示していた場所が相手の端末にも表示される。

Gmailを実行中だと、相手の端末にメールアドレスが送信され、新規メール作成画面が開かれる。

ビーム機能に未対応のアプリでは、相手の端末に同じアプリがインストールされていれば単に起動し、インストールされていなければマーケットのページが開かれる。