2月にIPAから発表された「情報セキュリティ：ウイルス・不正アクセス届出状況について（2011年12月分および2011年年間）」によると、スマホにおけるウィルスアプリ、ワンクリック詐欺の被害事例が公開されている。悪質なアダルトサイトには立ち寄らないようにし、石橋を叩いて渡るのではなく、割ってしまう勢いで徹底対抗したい。

今回報告された手口は、悪質なアダルトサイトにアクセスし「18歳以上」のボタンを押すとアプリダウンロードするように誘導される。このアプリがウィルスアプリで、起動すると端末内の情報がアダルトサイト側に漏れ、料金催促のSMSが届くというもの。端末を再起動してもアプリが自動で立ち上がるので、請求画面は消えない仕組みだ。スマホにアダルトサイトの料金催促が表示されるのを消したい一心で振り込んでしまう被害が容易に想像できる。

こうした被害に合わないためのIPAのアドバイスとして、「セキュリティアプリを入れておく」、「アプリをインストールする前にアクセス許可を確認する」といったあんスマでもお馴染みの対策方法が列挙されている。（参考：スマホが発する危険シグナルに注目して最新のマルウェアに無料で徹底対抗するための20個のTips）


また、今回の料金催促アプリはアンインストールすれば表示されなくなるが、今後は悪質なアプリを事前にインストールしないためにもウィルス対策アプリを選んで導入しよう。