AndroidアプリをWindows上で動かしちゃう事ができるエミュレーター「BlueStacks」はスマホ界の未来を見せてくれる画期的なソフトウェアだ！

これからは、AndroidアプリがOSの垣根を超えてWindows上で動作する。

10月11日からサービスがスタートしたBlueStacks App Playerのコンセプトは、AndroidアプリをWindows端末上で快速で大画面で楽しむことだ。まだ開発の過渡期にあるBlueStacksだが、Androidアプリをその操作感などを失うことなく完全にWindows上でエミュレートすることが出来れば、本当に最高だ。Windowsが導入されているタブレット端末でもAndroidアプリがプレイ出来るのであればOSを気にせず使いたい端末を選ぶことが出来るかもしれない。実際、WindowsOSの入った一部のタブレットには標準で導入されているケースもある。

BlueStacksのCEOは元ウィルス対策ソフト大手のマカフィーの最高技術責任者だった。Cnetに語るところによるとこの事業のアイデアは6歳の娘が同じアプリを他の端末でも遊びたいと言ったことにあると言う。そして、ユーザーは自分がタブレットであれ、スマホであれ、デスクトップであれ、いかなるデバイス、OS上であっても同じアプリを使うことが出来るようになることを望んでいることに気がついた。

スマホが一気に成長していて勢いは止まりそうにないが、デスクトップも依然として無視できないくらいシェアはある。現在は双方が相容れない関係で、データのやり取りも面倒だが、最終的にはひとつのプラットフォームですべてが完結する世界が来るのを予感させる。

現在のところPC版のBlueStacksからインストールできるアプリは決められた30個ほどのアプリに限られるが、スマホ端末にインストールされたアプリを自由にPC上へ同期してプレイすることができる「Cloud connect」という機能を使えばさらに35個インストールすることが出来る。欲しいアプリがPC版BlueStacksになければ一度スマホにインストールしたものを転送することで、PCの大画面を使ってスマホのアプリがガンガン使えるぞ！なお、アルファ版のBlueStacksは現在Angrybirdを始めとするゲームに対応するPro版（価格未確定）を用意している。Pro版ではインストールできるアプリに制限は無い。

PCソフトをPC端末に導入して決められた30個のアプリを試す

「Bluestacks公式サイト」からWindows版のインストーラーをダウンロード。起動しインストールしよう。対応しているWindows7のみでMacなどには今後対応する見通しだ。

インストールが完了すると、デスクトップ右上にWindowsアイコンの上にAndroid君が立っているBlueStacksのロゴが現れるのでこれをマウスで選択しよう。BlueStacksのアプリを追加する場合は、2ページ目のメニューの「Get More Apps」を選択しよう。

ウェブサイトにジャンプするのでここでFacebookのアカウントを使ってログインする。このときFacebookのアカウントを持っていないと作成できないので、以前紹介した特集を参考に登録しよう。

「ClueStacks Channels」という名なのアプリマーケットでは、30ほどのアプリをインストールすることが可能になっている。Engadgetアプリをインストールしてみよう。「Subscribe」を選択して「OK」を選ぶことでアプリをPCにインストールすることが可能だ。数秒待てばPCにEngaegetがインストールされたぞ。