【SC-04DカスタムROM】カスタムリカバリ上でカスタムROMを導入

ブートローダーのアンロックとカスタムリカバリによる標準ROMのバックアップが完了したら、いよいよカスタムROMの導入を行おう。

カスタムROMは、システム領域に書き込むファイルをまとめたZIP形式のファイルとして公開されている。あらかじめこのファイルを端末のSDカード領域にコピーしておき、カスタムリカバリからインストール処理を実行させればいい。
端末のストレージ上にファイルを転送する方法はいくつかあるが、コマンドプロンプトを開いているなら「adb」コマンドを利用するのがオススメだ。

Galaxy Nexus用のカスタムROMには様々なものがあるが、今回はNexus5などに提供されている標準状態のAndroidに近い「Shiny ROM」を例に解説するぞ。他のカスタムROMには多くの独自機能が追加されており、どれがAndroid 4.4の標準機能なのかが分かりにくいが、Shiny ROMなら混乱は少ない。
なお、独自の機能を搭載したカスタムROMとしては、「CyanogenMod」や「AOKP」などが有名だ。

Shiny ROM

CyanogenMod Downloads

AOKP.co: maguro



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Shiny ROMのサイトの「Latest Builds」で「Maguro」の「Download」からZIPファイルをダウンロードし、Android SDKのインストール先フォルダ内の「platform-tools」フォルダに入れておこう。


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通常のAndroidが起動した状態の端末をUSB接続したら、前の記事同様にコマンドプロンプトで「platform-tools」フォルダに移動し、「adb push ShinyROM_maguro_aosp_060414-230029-signed.zip /sdcard/」のようなコマンドを入力して、ROMのZIPファイルを端末上のSDカード相当領域にコピーさせよう。
この処理には1~2分ほどかかる。


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前の記事同様、「adb reboot bootloader」でブートローダー画面での再起動を行い、「fastboot boot openrecovery-twrp-2.7.1.0-maguro.img」のようなコマンドでTWRPを起動させる。


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TWRPが起動したら、端末上で「Wipe」を選択。


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「Swipe to Factory Reset」のスライダーを右にドラッグして、データの初期化を実行させよう。


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初期化が完了したら左下のホームアイコンでトップ画面に戻り、今度は「Install」を選択。
SDカード相当領域上のファイル一覧が表示されるので、転送しておいたROMファイルをタッチして選択。


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「Swipe to Confirm Flash」のスライダーを右にドラッグして、インストールを開始させよう。
本体とは別に追加のZIPファイルをインストールする必要があるカスタムROMの場合は、ここで「Add more Zips」から追加選択できるぞ。


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完了したら「Reboot System」をタッチ。


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端末が再起動し、カスタムROMの初期化処理が開始されるぞ。

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2014年06月22日13時28分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード: | Short URL
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