「Lightning Launcher eXtreme」v10でスクリプトによる動作カスタマイズが可能に!

あんスマでもたびたび紹介しているカスタマイズ性の高いホームアプリ「Lightning Launcher」のバージョン10.0が公開された。
このバージョンでの最大の新機能は、有料版の「Lightning Launcher eXtreme」でスクリプトによる動作カスタマイズが可能となったことだ。
画面スワイプなどのジェスチャや画面スクロールなどのイベント、ショートカットのタップなどの操作にJavaScript言語で記述したプログラムを割り当てて、項目の位置や外観などを様々に制御できる。
しばらく前からベータ版としてテスト公開されており、既にGoogle+のコミュニティには多数のスクリプトが投稿されている。プログラミングの知識が無くても、公開されているスクリプトを導入すれば、LLXをさらに快適に活用できるはずだ。

スクリプトの他にも、いくつかの改良が行われている。
ジェスチャなどの動作割り当ては、デスクトップごとの個別設定もできるようになった他、バックキーなど割り当て可能な操作・イベントも追加された。
「パネル」の機能では、パネル内の領域をスクロールしない向きにドラッグしたとき、パネルの外(デスクトップなど)がスクロールされるようになった。これにより、大きなパネルも使いやすくなったぞ。

Lightning Launcher – Google Play の Android アプリ

Lightning Launcher eXtreme – Google Play の Android アプリ

Lightning Launcher – 日本語 – Google Play の Android アプリ




002

なお、今回のバージョンから、一部の上級者向けの機能が、「Lightningをカスタマイズ」→「設定」→「一般」で「expert mode」を有効にしないと表示されない隠し機能扱いとなった。v10以前から使っている場合は、自動的にexpert modeが有効になるようだ。


003

「Lightningをカスタマイズ」→「設定」→「一般」→「動作設定」では、戻るボタンなど、動作割り当て可能な項目が追加された。



004

動作割り当ての「Run a script」で、操作に対してスクリプトの割り当てが可能だ。


005

「Run a script」を選択すると、このようなスクリプトエディタが起動するので、入力欄にスクリプトを記述しよう。


006

「Name」の欄を長押しすると、スクリプト名の変更画面が表示されるので、分かりやすい名前に変更しておこう。


007

名前部分をタップすれば、編集するスクリプトを切り替えられる。


008

アプリ一覧に用意されている「Script editor」で、スクリプトエディタ画面を直接起動することも可能だ。動作確認をしながらスクリプトを修正するときに便利なので、ショートカットを作成しておくといいだろう。


009

スクリプトエディタで上部のチェックボックスにチェックを入れておくと、メニューからスクリプトを実行できるようになる。「Lightning menu」はデスクトップのロングタップ、「Item menu」はアイテムのロングタップで表示されるメニューの「Scripts…」で表示されるサブメニュー、「Custom menu」は動作割り当ての「Custom scripts menu」で表示されるメニューに項目が追加されるぞ。いちいち動作割り当てをすることなく実行できるので便利だ。



012013014


Google+のLightning Launcherコミュニティには、ユーザーが作成したスクリプトが多数公開されている。
Lightning Launcher – コミュニティ – Google+

また、実用的なスクリプトは公式の「script_repository」に掲載されている。
script_repository [Lightning Launcher]

スクリプトからLightning Launcherの機能を操作するためのAPIは、以下のページで説明されている。
Lightning Launcher Scripting API Package Index

JavaScript自体の書き方については、Mozilla Developer Networkのページなどを参考にしよう。
JavaScript | MDN


010

script_repositoryで公開されている「Display a page indicator」では、左右スクロールに連動して現在のページ位置を表示する機能を追加できる。
デスクトップの動作割り当ての「position changed」イベントにこのスクリプトを割り当て、デスクトップ上にショートカットを設置してラベルを「—」に変更し、位置設定で「ピン留め」を行って利用しよう。
なお、開発初期に作成されたスクリプトなので、現在のバージョンで動作させるためには「getItemByName」の箇所を「getItemByLabel」に書き換える必要があるぞ。

script_page_indicator [Lightning Launcher]


011

デスクトップ上で無理矢理テトリスをプレイ可能にするスクリプトなども存在する。

tetris.js

関連記事

2014年04月03日05時13分 公開 | カテゴリー: カスタマイズ | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事