スキャナーアプリとは、本や貼り紙などをスマートフォンカメラで撮影し、自動的に真っ直ぐに補正し、さらに文字を読みやすいように画質調整を行い、複数枚の写真をPDFなどにまとめるためのアプリ。後で必要になるかもしれない雑誌記事や書類などを、スマートフォン上の簡単操作で読みやすいPDFにしておけるので便利だ。
スキャナーアプリは、「無料版だと広告が表示され、生成されるPDFにも広告が入る」「制限を解除するには有料版を買う必要がある」という形式で配信されているものがほとんどだが、「Scan Master」であれば完全無料だ。文字を読みやすいように画質を調整する機能が有料アプリに比べると少し弱い、という弱点はあるのだが、「このくらいの機能で必要十分」という人も多いだろうし、少なくとも、まだスキャナーアプリを使ったことがない人が「試しに」ということで使ってみるアプリとしては申し分ない。まずは「Scan Master」を試してみて、機能や性能に不満が出たら他のアプリへの乗換も検討してみる、というように使うと良いのでは。

参考

有料アプリ「CamScanner」「MDScan」の紹介や活用方法。「Scan Master」も、基本的な機能や使い方はこれらと同様。同じように活用できるぞ。

Scan Masterで本や貼り紙をスキャン

・Scan Master – Google Play の Android アプリ

撮影を行う場合は「Camera」から。

「Scan Master」の内蔵カメラアプリで本等を撮影する。シャッター音が鳴るのが欠点。

複数ページを撮影したい場合は、どんどん撮影を行っていく。下部中央シャッターボタンに表示されている数字が撮影済み枚数だ。撮影が終わったら右下チェックボタン。

撮影した写真一覧が表示される。一枚のみを撮影した場合は自動で真っ直ぐ補正画面に移るのだが、複数枚を撮影した場合には自動では移らない。撮影済み写真をロングタップし「Re-Edit」。

自動で境界が検出される。この検出精度はなかなか高い。正しく検出されていればチェックボタン。

画質補正を行う。コントラストや明るさを調整可能だ。ただ、いわゆるプロファイル機能がない。また、A4等でない紙の場合、縦横比がおかしくなることが、他のスキャナーアプリと比べて多少多かった。

PDFボタンをタップすると本体内「ScanMaster」フォルダ内にPDFファイルが生成される。Dropbox等にアップロードを行う機能が、アプリ内には搭載されていないが、このフォルダ内のファイルを手動でアップロードすれば良い。

参考

有料アプリ「CamScanner」「MDScan」の紹介や活用方法。「Scan Master」も、基本的な機能や使い方はこれらと同様。同じように活用できるぞ。