有料版が80%オフセール中で99円!定番スキャナーアプリ「MDScan」の性能を無料版で試してみるべし

「スキャナーアプリ」とは、スマートフォンのカメラで書類や貼り紙、雑誌などを撮影し、歪み補正やグレースケール化などを行い、pdfなどの形式にして保存するためのアプリだ。最近のスマートフォンカメラの性能があれば、学校や会社のボードに貼ってある「お知らせ」や、ロビーでパラパラめくっていた雑誌の気になる記事など、「後で必要になるかもしれないし、ならないかもしれない」というような情報を手軽に取り込んでおくには十分。スマートフォンらしく、メールやDropboxなどを使い、後で必要になった時にPCやタブレットなどで確認することも可能だ。
「スキャナーアプリ」として、あんスマでは「CamScanner」を紹介することが多かったが、もう一つの定番アプリが「MDScan」。無料版と有料版があり、無料版でも各種機能を利用できるが、生成された画像に広告が入る。そして、広告除去のために必要な有料版が、現在セール中で、80%オフの99円だ。ライバルである「CamScanner」も、広告のない有料版は400円なので、「高性能なスキャナーアプリが99円で手に入る」というのはチャンスだ。まず無料版を試してみて、気に入ったらセールが終わるまでに有料版を購入してみては。


MDScan:無料のPDFdoсスキャナ – Google Play の Android アプリ
MDScan:モバイルドクスキャナ – Google Play の Android アプリ

MDScanの、まずは無料版をインストールしてみよう。トップ画面は、上から順に「新しい文書を、カメラや撮影済み画像から一枚ずつ取り込んで作成」「新しい文書を、前もって設定を決めておき、カメラで次々撮影して作成」「既に作成した文書一覧を開く」の意味。

カメラで撮影を行うと、自動で端が認識される。誤認識されている場合はドラッグで修正可能だ。また、こちらの環境では撮影時にシャッター音は鳴らなかったが、環境によるかも。ただ、後述するように、他のカメラを利用することも可能なので、その「他のカメラ」でシャッター音を消すことはできそうだ。



この時、プリセットを選択することができる。ちょっと分かりにくいが、単純に説明すると、白黒印刷なら「ホワイトドキュメント上の黒色」、カラー印刷なら「強調なし」を選べば良い。次の画面で「フィルタの選択」から微調整を行う。この微調整が、どうも使いにくい。例えば「明るさ/コントラスト」は、タップすると明るさやコントラストが自動調整される、というだけ。「自分でスライダーを動かして微調整」といった編集はできないのだ。「そもそも微調整とか面倒なのでまずしない」という人や「簡単な調整ができれば問題ない」という人向けだろう。



全ページについて同様の処理を行ったら、「保存」でスマートフォン内にjpg画像や、複数ページをまとめたPDFファイルを生成する。「共有」でDropbox等にPDFやjpgをまとめたzipファイルを渡すこともできる。

Dropboxなどのオンラインストレージを用いれば、スキャンしたPDFをPCで閲覧するのも簡単だ。


他のカメラアプリで撮影を行うことも可能

トップ画面下部の設定ボタンから入れる設定項目は、比較的充実している。「システムカメラを使用する」で、他のカメラアプリに撮影を行わせることも可能だ。上述通り、この「他のカメラアプリ」として、シャッター音無効化が可能なアプリを選べば、静かな図書館などでも迷惑にならず利用できる。また、画像サイズは、デフォルトではスマートフォンカメラの最大解像度であり、これを(ファイルサイズ節約などのため)下げるために利用する設定だ。

参考

上記事中で紹介している「Camera ICS」は、シャッター音無効化が可能なカメラアプリの一つだ。上記事では、「まずCamera ICSで無音撮影→撮影した画像をスキャナーアプリに読み込ませる」という手順になっているが、「MDScan」だと、「システムカメラを使用する」設定により、「スキャナーアプリ(MDScan)からCamera ICSを呼び出し無音撮影」というように撮影を行える。

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2012年11月13日00時19分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, , | Short URL
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