【スマホカメラ実践テク】スキー旅行で写真を綺麗に撮影する6大テクニック
いよいよもうすぐ年末年始だ。スキー旅行を計画している人も多いはず。「スキー旅行に来たよ!(行ってきたよ!)」などと、写真を撮影してFacebookなどに投稿したいところだが、しかし、スキー場は、カメラで撮影するのがなかなかに難しいシチュエーションの一つだ。「前回スキー旅行に行ったとき、なぜか上手く撮れなかった…」という人も多いはず。スキー場での写真撮影は何故難しいのか、スマートフォンのカメラやアプリで上手く撮影するにはどうしたら良いのか、6個のテクニックを紹介しよう。
なお、カメラアプリは、スマートフォンの機種によって標準搭載のものが異なるため、以下ではAndroid4.0標準なカメラに近い「Camera ICS」と、高機能型のカメラ「Camera FV-5」を利用する。とはいえ、標準搭載カメラでも、以下で紹介するような機能は利用できるはず。まず標準搭載カメラを試してみて、機能が少ないようなら「Camera ICS」や「Camera FV-5」も試してみる、というのがオススメだ。
参考
・Camera ICS – Google Play の Android アプリ
・Camera ICS+ – Google Play の Android アプリ
・Camera FV-5 Lite – Google Play の Android アプリ
・Camera FV-5 – Google Play の Android アプリ
問題点1&2:妙に薄暗く、青っぽい写真になってしまう
スキー場で写真を撮ると、妙に薄暗く、青っぽい写真になる場合が多い。
問題点1、薄暗くなる理由について説明しておこう。スマートフォンカメラは、「画面内に明るい部分や暗い部分がバランス良く入ると良いのだろう」というように、明るさを自動調整して写真を撮影してくれる。ただ、スキー場の場合、背景は雪で真っ白、ということが多い。スマートフォンが、「こんなに白(一番明るい色)が多いのはおかしい」「きっとこれは白ではなくグレーなのだ」というように判断してしまうのだ。
問題点1の解決テクニック:カメラの露出を上げる
カメラアプリにもよるが、「露出」という設定が用意されているのであれば、その数値を上げることで、画面全体の明るさバランスを、少し明るめに調整してくれる。その結果、雪が、グレーではなく白になる、というわけだ。
問題点2の解決テクニック1:ホワイトバランスを手動調整する
次に問題点2、青っぽい写真になるのを防ぐ方法だ。大抵のカメラアプリには、「ホワイトバランス」という設定が用意されている。通常は「オート」、つまりスマートフォンが自動で「どの色が白なのか」を自動で判断する設定になっているが、この設定を変更することで、「どの色が白なのか」を手動調整することができるのだ。
ただ、このテクは、使うべき場面が限られている。スキー場は、ちょっと日陰に入ったり、ちょっと太陽の位置が変わったりするだけで、適正なホワイトバランスが変わってしまう。「写真を撮る度にホワイトバランスを手動で変更する」というのは、あまり現実的ではない。「スキーをしながらパシャパシャ写真を撮影している間は、ホワイトバランスはオートのまま」「最後に皆で記念撮影をする時だけ手動設定」というように、使い分けを行うのが良いだろう。
問題点2の解決テクニック2:撮影後に色温度を変更する
高性能なレタッチアプリであれば、撮影後に「どの色が白か」を変更することが可能だ。「記念撮影の写真をFacebookにアップしたいのだけど、どうも青っぽい」という場合は、「ホワイトバランス」「色温度」といった設定が用意されているレタッチアプリを使い、雪が白になるように写真を調整しよう。
参考
「PicsPlay」には、「ホワイトバランス」として、色温度調整機能が搭載されている。
問題点3:スキーをしている写真が被写体ブレしてしまう
カメラは、「ある時間をかけてシャッターを切る」という仕組みになっている。その「ある時間」を「シャッタースピード」という。「ある時間」の間に被写体、つまりスキーをしている人が動いてしまうと、ブレが発生するのだ。いわゆる「手ブレ」と似ているが、「手ブレ」は「『ある時間』の間に手を動かしてしまったせいで写真全体がブレる」という問題だから、ちょっと違う。被写体ブレを防ぐには、なるべく早いシャッタースピードで写真を撮影すれば良い。いわゆる「手ブレ補正」は「手ブレ」を防ぐためのものであり、「被写体ブレ」対策にはならない。
問題点3の解決テクニック1:シャッタースピードを手動で早くする
しかし、シャッタースピードの手動調整機能は、スマートフォン標準のカメラには、通常搭載されていない。高機能型のカメラアプリ「Camera FV-5」には搭載されている。
問題点3の解決テクニック2:スポーツモードを使う
カメラアプリにもよるが、「スポーツモード」といったモードが用意されているのであれば、そのモードを使えば良い。「スポーツモード」は、「シャッタースピードを通常より早くして撮影する」というモードだ。このモードであれば、「被写体ブレ」を抑えることができるはずだ。
問題点3の解決テクニック3:「ISO」を変更してシャッタースピードを上げる
詳細な説明は省くが、「シャッタースピード」は、「ISO」という設定と連動している。「ISOを上げればシャッタースピードも上がる」「ISOを下げればシャッタースピードも下がる」という関係だ。そして、シャッタースピードの手動調整ができないカメラアプリでも、ISOの手動設定は可能な場合がある。この場合には、ISOを手動で上げることで、それと連動するシャッタースピードを自動的に上げさせ、被写体ブレを抑えることができるのだ。ただ、問題は、「ISOを手動設定する」ことで「ISOを上げる」ためには、「そもそも普通に自動で撮影した場合にはISOがいくつなのか」を調べる必要がある、ということ。以下の手順通りに行おう。
・Jpeg Exif Viewer – Google Play の Android アプリ
まず、ISOをオートにして写真を撮影し、撮影された写真のISOを調べる。ISO値は、「EXIF」という形で写真に埋め込まれているので、「スマートフォン内の写真のEXIFを表示する」というアプリを使えば良い。「Jpeg EXIF Viewer」がオススメだ。この場合、「125」だった。
「125」より大きい値を、ISOとして手動設定すれば良い。
参考
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2012年12月13日19時53分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:アプリ, チップス | Short URL
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