【スマホカメラ実践テク】スマートフォンのカメラでイルミネーションを綺麗に撮影する4大テクニック

イルミネーションの季節だ。TwitterやFacebook、instagramなどにイルミネーション写真を投稿している人も多い。ただ、イルミネーションは、カメラで撮影するのがなかなかに難しい被写体の一つだ。「なぜか上手く撮れない…」と思っている人も多いはず。イルミネーション撮影は何故難しいのか、スマートフォンのカメラやアプリで上手く撮影するにはどうしたら良いのか、4個のテクニックを紹介しよう。
なお、カメラアプリは、スマートフォンの機種によって標準搭載のものが異なるため、以下ではAndroid4.0標準なカメラに近い「Camera ICS」と、高機能型のカメラ「Camera FV-5」を利用する。とはいえ、標準搭載カメラでも、以下で紹介するような機能は利用できるはず。まず標準搭載カメラを試してみて、機能が少ないようなら「Camera ICS」や「Camera FV-5」も試してみる、というのがオススメだ。


Camera ICS – Google Play の Android アプリ
Camera ICS+ – Google Play の Android アプリ
Camera FV-5 Lite – Google Play の Android アプリ
Camera FV-5 – Google Play の Android アプリ


問題点1:フォーカスを合わせるのが難しい

イルミネーションを撮影しようとすると、なぜか盛大にピンボケする……という経験がある人も多いのでは。簡単に説明すると、スマートフォンのカメラは、「フォーカスが合っているならばコントラストが強いはず」なので、「コントラストが強くなったところでフォーカスが合っていると考える」、という仕組み。従って、「フォーカスが合っていないにも関わらずコントラストが強い」被写体だと盛大にピンボケする。小さな強い光で、背後は夜の暗闇、というイルミネーションは、その典型だ。

問題点1の解決テクニック1:イルミネーション以外にピントを合わせる



「イルミネーション」と「その背後」の距離がある程度近く、かつ「背後」がある程度明るいのであれば、その部分にピントを合わせる、という手がある。カメラアプリにもよるが、撮影画面でピントを合わせたい場所をタップすれば、緑の四角などが表示され、その部分にピントが合う、というアプリが多いはず。背後部分にピントを合わせれば、上述のようなピンボケは起きない。
ただ、イルミネーションと「背後部分」の距離が離れている場合には、「背後部分」にピントを合わせると、イルミネーションがピンボケしてしまう。また、背景が本当に暗闇だと、「暗闇」にはピントを合わせられないため、この方法は使えない。

問題点1の解決テクニック2:夜景モードを使う



カメラアプリにもよるが、「夜景モード」は、「ある程度遠くにピントを合わせる」というモードだ。このモードであれば、「盛大なピンボケ」は起こらないはず。下記の「テクニック3」と同様なのだが、「ある程度遠く」といっても、それなりに離れている場所にはピントは合う。イルミネーションを少し遠くから撮影するのであれば、夜景モードでOKだ。

問題点1の解決テクニック3:フォーカス「無限遠」を使う



カメラアプリによっては、フォーカス設定に「無限遠」が用意されている。詳細な計算方法は省略するが、「無限遠」といっても、「テクニック2」の夜景モードと同様、「ある程度遠くにピントを合わせる」の意味であり、イルミネーションまである程度離れているのであれば、ピントは合う。
ただ、テクニック2と3は、「イルミネーションまで数十cm」といった場所に寄って撮影する場合には使えない。そうした場合には、撮影画面でイルミネーション部分をタップし、上手くピントが合うのを待つ必要がある。

問題点2:イルミネーションの色が全部白になってしまう



スマートフォンカメラは、「画面内に明るい部分や暗い部分がバランス良く入ると良いのだろう」というように、明るさを自動調整して写真を撮影してくれる。ただ、イルミネーションの場合、背景部分が全体的に暗いため、画面全体が不必要に明るく持ち上げられる場合が多い。その結果、イルミネーションが青だったり緑だったりするのに、写真に撮ると全部真っ白、となりやすいのだ。

問題点2の解決テクニック:カメラの露出を下げる

カメラアプリにもよるが、「露出」という設定が用意されているのであれば、その数値を下げることで、画面全体の明るさバランスを、少し暗めに調整してくれる。その結果、イルミネーションの青や緑の違いが写真で分かるようになる、というわけだ。
ただ、これは、「どのような写真を撮りたいか」による。ある程度全体を明るくして楽しげな雰囲気に仕上げるか、イルミネーションの色の違いをしっかり見せるか。それは「撮影する人のセンス次第」という問題だろう。ただ、「露出を弄ることでそれを制御できる」ということを覚えておくと、イメージ通りの写真を撮れるようになるはずだ。

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2012年12月10日00時37分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, , | Short URL
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