自宅サーバのIPアドレスをダイナミックDNSに登録し一定の名前でアクセスする 特集その2

androidVNc外出先から自宅のパソコンにアクセスするには、インターネットに接続しているルーターやパソコンに割り当てられているIPアドレスを調べて、アプリのアクセス先アドレスとして設定する必要がある。しかし、通常のインターネット接続サービスでは、接続し直す度にIPアドレスが変わってしまう。ルーターで常時接続していても、停電やISPのメンテナンスなどで切断されることがあり、そのたびにアプリのアクセス先アドレスを設定し直さなければならないので面倒だ。
快適に自宅サーバを利用したければ、「ダイナミックDNS」を利用しよう。IPアドレスの代わりに「username.dip.jp」のような一定のホスト名で自宅サーバにアクセスできるようになるぞ。「android-smart.com」のようなドメイン名と違い、無料で簡単に取得可能だ。
DiCE for Windows」というソフトを使えば、IPアドレスが変わったときに自動的にダイナミックDNSの登録内容を更新させられる。ぜひfreeSSHdと共に導入しておこう。

homeserver_201オススメのダイナミックDNSサービスは「ieServer.net」だ。複数の親ドメインが用意されているので、希望のサブドメイン名を取得しやすい。「新規ユーザー登録」のリンクから登録画面に進めるぞ。

homeserver_202注意事項を確認したら、「SSL/暗号化接続」をクリック。

homeserver_203希望するサブドメイン名を入力し、好みの親ドメイン名を選択したら、連絡用のメールアドレスとパスワードを入力して「登録」を押そう。

homeserver_204ユーザー名が既に使用されていたりしなければ、すぐに登録が完了する。指定したメールアドレスに確認のメールが届くので後でチェックしておこう。パスワードが暗号化されずにメール送信されるため、念のため変更しておきたい場合などは、「ログイン」のリンクからログインして変更を行なおう。

homeserver_205DiCE for Windowsをインストールし起動したら、メニューの「イベント」→「追加」を実行しよう。


homeserver_206「説明」を適当に設定し、「サービス」で「ieServer」を、「ホスト名」に取得したサブドメイン名を、「ドメイン名」に選択した親ドメイン名を指定し、「ユーザー名」にもう一度サブドメイン名を指定し、「パスワード」を入力して、「頻度」を「IPアドレス変化時」にして「保存」を押そう。

homeserver_207イベントの登録を行なったら、リストに登録された項目を右クリックして、「今すぐ実行」を行なおう。これで利用準備は完了だ。ただし、DNSの変更が反映されるまでには数分ほど待つ必要があるぞ。

ieServer.net
DiCE for Windows


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2011年09月14日09時18分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード: | Short URL
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