ホーム画面やロック画面をHolo的なデザインに変える疑似Nexus携帯化アプリ

この特集では、Androidで採用された標準UI「Holo」が採用されたアプリで、国産の、いわゆる「ガラスマ」をNexus携帯のように美しくしていく。まずは、アプリ起動前に必ず目にすることになるホーム画面やロック画面、通知バーのカスタマイズを行おう。Androidでは、ホーム画面やロック画面も「アプリ」として起動しているため、入れ替えが可能だ。携帯ベンダーや携帯キャリアが作ったホーム画面アプリやロック画面アプリは、必ずしも「ダサい」というわけはないだろうが、少なくとも、「Holo」との調和性が低い。Holoなアプリへ入れ替えることが、ガラスマを疑似Nexus携帯化させるための第一歩なのだ。


ホーム画面アプリは「Holo Launcher (HD)」に入れ替え

まずはホーム画面アプリなのだが、Android4.0以上の場合と4.0未満の場合で入れるべきアプリが違う。Android4.0以上であれば「Holo Launcher HD」、4.0未満なら「Holo Launcher」だ。基本的に同じなのだが、「HD」の方は、4.0の新機能を利用して軽快に動作する。とはいえ無印「Holo Launcher」でも、2.3の頃に携帯ベンダーや携帯キャリアが独自に作っていたホーム画面アプリと比べ、特に「重い」ということはないはず。「HD」でも無印「Holo Launcher」でも、これまでと同等、またはこれまでより軽い、Nexus携帯っぽいホーム画面になるぞ。


Holo Launcher – Google Play の Android アプリ
Holo Launcher Plus – Google Play の Android アプリ
Holo Launcher HD – Google Play の Android アプリ

「Holo Launcher HD」または「Holo Launcher」をインストール。これだけでも見た目がガラっと変わるはずだ。

さまざまな設定項目が用意されているが、メール未読数のカウント表示など、一部機能は有料版の「Plus」を購入しないと利用できない。



まずは、ホーム画面設定でアイコンの表示数を変更しよう。1280*720など、高解像度な機種であれば、6*5くらいに変更するのがオススメ。結果として、ウィジェットが小さくなってしまうことがあるが、ロングタップ「リサイズ」でサイズ変更できるから問題ない(右)。

そのほかの設定は、時間のあるときに少しずついじっていけば徐々に分かってくるはずだが、気がつきにくい点を1つ紹介する。「ジェスチャー」とは、ホーム画面上でスワイプ操作をした場合の挙動。デフォルトでは「下方向へのスワイプ」で通知領域が表示される。つまり、「ステータスバーから下にスワイプ」をせずとも、「任意の場所から下にスワイプ」で通知を引き出せるのだ。スクリーンが大きいスマートフォンだと、ステータスバーまで指を伸ばすのが億劫だが、任意の場所でOKになるので使い勝手がよい。

標準アプリの代わりにHoloデザインアプリを入れた後の処理方法



アイコン変更も可能だ。次ページ以降で、標準で入っていた通話アプリや電話アプリなどを、Holo的なデザインのアプリに入れ替えていくことになる。アイコンが標準のものから変わってしまうのだが、「Holo Launcher」の機能で標準アイコンに戻すことが可能だ。



また、Holoアプリを入れた結果、標準で入っていたアプリが邪魔になった場合の対処方法は2つある。まず、Android4.0↑であれば、「アプリケーションの管理」内で、標準アプリの一部を無効にすることが可能だ。「標準アプリなのでアンインストールはできないが、無効にすればアンインストールしたのとほぼ同じになる」という感じ。Android4.0↑であれば、まずは無効を試してみよう。
無効にしようとしても「無効」ボタンがグレーアウトしていて無効化できない場合、または、無効にした結果、Holoアプリが正常に動作しなくなるなど不都合があった場合には、標準アプリを有効にして、しかしドロワーからは追放しよう。「Holo Launcherの設定」「ドロワー設定」「アプリケーションを隠す」で、もう使わない標準アプリを隠していくのだ。「無効」にできない標準アプリでも、ドロワーから隠すことはできる。

参考

Android4.0↑であれば、「Nova Launcher」も、「Nexus 7ぽくできるホーム画面アプリ」としてオススメだ。

壁紙は「Jelly Bean Wallpapers」でゲット

Jelly Bean Wallpapers – Google Play の Android アプリ

Nexus 7などでも使われている壁紙が欲しければ、「Jelly Bean Wallpapers」でゲットできる。

ロック画面は「Holo Locker」に変更

Holo Locker – Google Play の Android アプリ
Holo Locker Plus – Google Play の Android アプリ



ロックボタンをスワイプする方向によってアプリを一発起動する、という機能も搭載されている。右なら通常のアンロック、左からカメラ、という具合だ。ロック画面から即座にカメラを起動できるのでシャッターチャンスを逃さない。

「どの方向にスワイプするとどうなるか」といった設定を変更するには有料版が必要だ。

通知バーは「Power Toggles」でカスタマイズ

Power Toggles – Google Play の Android アプリ



通知バー上に、WifiやGPSなどの有効/無効を切り替えるためのトグルを追加するアプリ。カラーなども設定可能だ。ただ、携帯自体にトグル機能がある場合、そのトグルを無効化することは、通常の方法ではできない。基本的には、通知バーのトグル機能がない機種を使っている人向けアプリだろう。

ウィジェットとして利用することもできる。

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2012年11月09日19時00分 公開 | カテゴリー: カスタマイズ | キーワード:, , | Short URL
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