【Nexus 超活用 7】「Nexus Media Importer」があれば撮影した写真を人に見せるときに大活躍!

バーベキューやスポーツ、結婚式二次会などで、デジカメで写真を撮影することがある。そして、撮影後に自分で写真を確認したり、友達と見せ合って盛り上がることがあるが、このときに、デジカメのディスプレイを使うのはあまりよくない。
細部を確認したり、数人でのぞき込んだりするにはデジカメのディスプレイは小さすぎるし、カメラにもよるが、「次の写真」「前の写真」ボタンを押したときの反応が悪かったりして、お目当ての写真を探しにくいからだ。
また、一眼レフなど高価なカメラを使っている人の中には、カメラの扱いに慣れていない人にカメラを渡すのは、特にレンズなどを傷つけられないかヒヤヒヤするからイヤだ、という人もいるだろう。

そこで、Nexus 7を、メディア内に保存されている写真のビューワとして活用しよう。今撮ったばかりの、SDカードなどのメディア内に保存されている写真を、Nexus 7で開き、7インチディスプレイで写真を閲覧するのだ。


USBホストケーブルと「Nexus Media Importer」でSDカード内写真を閲覧

Nexus 7には、SDカードなどを挿せる外部メディアスロットがない。したがって、そのままでは、SDカード等のメディアをNexus 7に接続することができない。そこで、「USBホストケーブル」と呼ばれるケーブルと、カードリーダーを利用する。さらに「Nexus Media Importer」というアプリを使うと、Nexus 7から、外部接続されたメディア内のデータを読み取れるようになるのだ。


Nexus Media Importer – Google Play の Android アプリ
Nexus Photo Viewer – Google Play の Android アプリ
QuickPic – Google Play の Android アプリ

「USBホストケーブル」は、MicroUSB端子しか持たないNexus 7(やスマートフォン)に、USB接続のカードリーダーなどを接続するためのケーブルだ。500~1200円程度で購入できる

Nexus 7とUSBホストケーブルを接続し、これに普段使っているカードリーダーを接続し、デジカメ内に入れていたメディアを挿入する。「取り回しに難が出る」という欠点はあるのだが、これについては後述する。接続を行ったうえで「Nexus Media Importer」を起動しよう。自動起動にも対応している



「Nexus Media Importer」は有料アプリだが、同作者は無料アプリの「Nexus Photo Viewer」もリリースしている。ただ、左の「Nexus Photo Viewer」は、メディア内の写真一覧を表示し、選択した写真を下部に少し大きめで表示する、という機能しか搭載していない。右の「Nexus Media Importer」であれば、「Stream」で写真をNexus 7内のアプリで開いたり、「Save」で写真をNexus 7内に保存したりすることができる



QuickPicなど、普段使っているビューアアプリで写真を開ける。カメラにもよるが、デジカメの液晶で写真を見るより数段快適だ。細部を確認したり、多人数でワイワイ写真を眺めたりするのに適している

上述のとおり、Nexus 7内に写真を保存することも可能なので、無線LANさえあれば、その場で写真をアプリで加工し、SNSに投稿することだってできる

スマートフォンにカードリーダーを接続すれば取り回しが楽ちん

上述の方法だと、せっかくコンパクトで扱いやすいNexus 7に、ケーブルやカードリーダーを接続する必要がある。自分一人で使う分には大した問題ではないが、皆でタブレットを囲んで盛り上がる場合などに、ケーブルやカードリーダーが生えていると邪魔だし、ガジェットを扱い慣れていない友人などに、ケーブルやカードリーダーが接続された状態のNexus 7を手渡すのはちょっと不安だ。
そこで、スマートフォンにカードリーダーを接続し、Nexus 7から写真を開く、もう1つのテクを覚えておくとよい。上述のテクとは一長一短なので、自分一人で見るなら「Nexus Media Importer」を使うテク、大勢で見るならこちらの方法、といった具合に使い分けるのがオススメだ。


FTPDroid – Google Play の Android アプリ
ipconfig – Google Play の Android アプリ
ES ファイルエクスプローラー – Google Play の Android アプリ



まず、スマートフォンでテザリングを有効にして、さらに「FTPDroid」を起動させる。「FTPDroid」の初期設定などについては前ページを参考にしてほしい



さらに、Nexus 7上で、「ESファイルエクスプローラ」からスマートフォンにアクセスできるよう設定を行う。まず、「ipconfig」を起動し、「Gateway」に表示される文字列を覚える。次に、「ESファイルエクスプローラ」で、「FTPサーバ」の「新規」で設定を行う。「サーバー」に先ほど覚えた文字列、「ポート」に「2121」、「ユーザー名」「パスワード」に、FTPDroidの初期設定時に登録したユーザー名、パスワードを入力して「OK」をタップ

そして、USBホストケーブルとカードリーダー、メディアは、Nexus 7ではなくスマートフォン側に接続する。スマートフォンは、このままバッグの中などに入れておけばよい。Nexus 7側にはケーブルなどを接続する必要はない

設定が正しく行われていれば、Nexus 7の「ESファイルエクスプローラ」から、SDカード内のファイルを閲覧し、開くことができる。ただ、サムネイルが表示されないのがネックではあるが……

「QuickPic」などで写真を開き、スワイプで切り替えていくことはできる。バーベキューで撮影した写真を、その日の晩にコテージの中で皆で眺める、といったシチュエーションならこれでも十分(だし、酔っ払った友達にケーブルを壊される心配もないの)では?

帰宅後は写真をPicasaにアップロードし、「JustPictures」でオフライン閲覧

家に帰ったら、写真をデジカメ(内のメディア)からPCに取り込み、Picasaウェブアルバムにアップロードしよう。この状態だと、写真はPicasaサーバー内にあるため、Nexus 7では、無線LANがないと閲覧できないが、Picasaにも対応した写真ビューワ「JustPictures」には、Picasa内のアルバムをオフライン閲覧用にキャッシュ化する機能がある。キャッシュ化しておけば、以後はオフラインでもそのアルバムを開けるようになるので、飲み会やバーベキュー、旅行などの写真を友達に見せるのに使えるぞ。


Picasa
JustPictures! – Google Play の Android アプリ

ローカルアプリのPicasaで写真を取り込み、そのアルバムを「共有」から同期する

これで写真がPicasaサーバー内にアップロードされる。ネット接続環境下で「JustPictures」を使えば、当該アルバムを閲覧できるようになるわけだ。アルバム名をロングタップし「アルバム画像を事前ロード」でキャッシュ化を行う

以後は、オフラインでも、当該アルバムを閲覧できるようになる

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2012年10月27日09時00分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, , | Short URL
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