家や会社から出かけるときにスマホを見たら、バッテリー残量が残りわずか。そんな状況に遭遇したことはないだろうか。外出先から戻ったらすぐにスマホを充電すればいいのに、ついうっかり放置しがちな人にはよくあるはず。対策として、バッテリー残量が一定を下回ったときに警告音が鳴るアプリを使えばいいだが、この機能を生活に合わせて設定するのはなかなか面倒だ。充電できない移動中に警告音が鳴っても邪魔なだけで、家や会社など充電できる環境で鳴らなければ意味がない。さらには、スマホの画面を見ている間は鳴らないで欲しい、決まった時間にだけ鳴って欲しい……などなど、細かい要望を言い出せばきりがない。
「AutomateIt Pro」は、複数の条件を設定し、それらに合致したときのみ、特定の動作を発動させるアプリ。これを使えば「バッテリーの残量が一定量を下回る」「自宅もしくは会社にいる」という2つの条件を満たした時にのみ警告音を鳴らすことができる。さらに、スマホの状態や時間帯を条件に組み込めば、本当に必要な場面でのみ警告音で教えてくれるカスタマイズが行えるぞ。
今回は、ウルトラマンのカラータイマーが点滅するときの音を警告音として設定。自宅もしくは会社にいるとき、バッテリーの残量が残り少なくなってくると、あの「ピコン、ピコン、ピコン……」という音が聞えてくるのだ。これで、家や会社でスマホを放置しがちな人でも、バッテリー切れにすぐに気付けるようになるハズ。

ウルトラマンのカラータイマー音のMP3をゲットする

「にこさうんど」では、ウルトラマンのカラータイマー音が公開されている。MP3形式でダウンロードできるので、スマホ内に保存しておこう。ちなみに、これは初代ウルトラマンのバージョン。ほかにウルトラマンジャックやウルトラマンエースのカラータイマー音もあるぞ

自宅もしくは会社でバッテリーが減ってきたらカラータイマーが！

「AutomateIt Pro」では複数の条件（トリガー）を同時に満たしたとき動作（Action）を行うように設定できる。複数の条件の設定は「Composite AND Trigger」から行う

「Battery Level Change Type」でバッテリーの残量を指定する。「Below」」「25」で「バッテリーの残量が25％を切ったとき」という条件が作成される

もう1つの条件、「会社もしくは自宅にいるとき」はGPSによる位置情報でも設定できるが、より確実性の高い方法として会社や自宅で使っている無線LANへの接続を条件にするのをオススメする。「Wifi Network Connectino state Trigger」で利用中の無線LANを選択して「Connected」を指定。「これで特定の無線LANに接続している間のみ」という条件が作成された

あとは「Action」でアラームの音を設定すればOK「Sound Type」で「All Sound Types」を選択し、「Sound」でダウンロードしたカラータイマーの音声データを指定する

追加設定でスマホがどんな状態でも確実にバッテリーに気付くようにする

アラームが鳴った程度では気付かないかも……という場合は、確実に電池切れに気付くよう追加の通知設定を行おう。「Action」で「Composite Action」を選べば、同時に2つ以上のアクションが実行されるようになる。アラームに加えてボリュームのアップやメール通知を追加すれば、そばにスマホがないときでも、電池が切れかかっていることが分かるのだ。

アラームが鳴っているのに気付かないのは、音が小さすぎるからだ。「Set Volume Action」では、アラームの条件に合致したとき、自動的にボリュームを最大にまでアップさせる。この状態でカラータイマーの音が鳴りだせば、スマホを部屋の隅に放置していても確実に気付く。夜中に鳴り出した場合も目が覚めること間違いなしだ

スマホの2台持ちで、あまり使わない片方のスマホの充電が切れがちという人にオススメなのが「SMS Text」の設定だ。条件に合致すると指定した電話番号にショートメッセージを送信する。メッセージの内容も入力可能で、バッテリーの残り残量を引用することができる。これでメインに使っている端末にメールを発信するようにすれば、もう一方のスマホが手元になくても、バッテリーが切れかかっていることが分かるだろう