画像をまとめたZIPや青空文庫のテキストに対応した電子書籍ビューア「ComittoN」

携帯端末の用途の中でも最近にわかに注目を集めているのが電子書籍だ。AmazonのKindleや楽天のKobo touch、Sony Readerなど専用端末も続々登場しているが、アプリを導入すれば通常のスマホやタブレット端末でも、自分でスキャンしたりネットから入手した書籍ファイルを閲覧できる。
電子書籍のファイルには様々な形式がある。手持ちの書籍をスキャナで取り込んだり、自作のマンガを公開する場合は、画像ファイルをZIP形式で一つのファイルにまとめるのが一般的。自作の小説を公開するときなどは、著作権切れの作品を集めた「青空文庫」と同様の方式でフリガナなどの情報を埋め込んだテキストファイルにしていることが多い。
それぞれの形式を閲覧するビューアとしては、「Perfect Viewer」などが定番だが、読みたいファイルに合せてアプリを使い分けるのは面倒だ。
様々な形式の電子書籍を快適に楽しみたければ「ComittoN」を試してみよう。画像ファイルやZIPやRAR形式で画像ファイルをまとめたアーカイブに加え、青空文庫形式のテキストや、JPEG画像をまとめたPDFファイルの閲覧が可能。LAN上の共有フォルダへのアクセスにも対応しているので、大量のスキャン画像などをいちいち端末に転送することなく自宅の様々な場所で楽しむことも可能だ。
Perfect Viewerや縦書きビューワに比べると見劣りする点もあるが、バージョンアップも精力的に行なわれているので、今後の改良次第では定番の電子書籍ビューアとなってきそうな要注目のアプリだ。

ComittoN (Comic & 青空文庫 Viewer) – Google Play の Android アプリ




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ComittoNを起動すると表示するファイルの選択画面が表示されるが、初期状態では文字サイズが小さかったりして使いづらい場合があるので、まずはメニューの「設定」から設定を調節しよう。


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設定画面はファイル選択画面や画像表示画面、テキスト表示などに分かれており、様々な設定を行なえる。


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ファイル選択画面の設定では、文字のサイズやボタンの動作などを設定可能だ。


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画像表示画面のドラッグによるスクロール時に指を少し動かしただけで画面が大きくスクロールして違和感がある場合は、「イメージ表示画面の詳細設定」で「ドラッグによるスクロール量」を調節しよう。


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ファイル選択画面では、通常の画像ファイルだけでなく、画像をまとめたZIP形式のファイルも、中の画像が縮小表示される。


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LAN上の共有フォルダにあるファイルを閲覧するには、ファイル選択画面でツールバーの「サーバ」からサーバ選択画面に進もう。未定義の項目のロングタップで設定画面を表示し、パソコンのLAN上でのIPアドレスを入力すれば、サーバが登録され、端末上のフォルダと同じように閲覧できる。端末上のファイルの表示に戻るには「ローカル」を選択すればいい。


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画像表示画面では、画面をロングタップすることでタッチしている箇所を拡大表示するルーペを表示可能だ。


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青空文庫形式のテキストは、フリガナなどを適切に変換して縦書き表示される。


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メニューの「操作確認」で、画面タップ位置ごとの動作を確認可能だ。

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2012年09月19日19時25分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード: | Short URL
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