1万冊の名作をオフラインで読み漁れ!青空文庫の全テキストをまとめた圧縮ファイルを作ったぞ

電子図書館サイト「青空文庫」では、著作権が消滅した昭和初期ごろまでの文学作品などが有志によってテキストデータ化されて多数公開されている。青空文庫形式のテキストに対応したビューアはAndroidにも多数存在し、好みの環境で快適に読書が可能だ。
しかし、ネットに繋がっていないオフラインの状態では、あらかじめダウンロードしておいた作品しか読めないため、めぼしい作品を片っ端から開いてみて好みの作品を探すことは出来ない。全ての作品をダウンロードしておけばよさそうだが、何千もの収録作品を手作業で一つずつ保存するのは面倒だ。
2007年頃までの収録作品がまとめられたDVDのISOイメージファイルも公開されているが、同一作品がいくつものファイル形式で収録されたりして、ファイルサイズが1.8GBと無駄に大きく、ダウンロードに何時間もかかってしまう。サイズが大きいため、スマホ上のアプリだけでは格納されたファイルの取り出しも困難だ。
そこで、より気軽に様々な名作に触れられるように、省サイズのテキスト形式のみをまとめた圧縮ファイルをあんスマが用意したぞ。2012年9月上旬までに登録された1万以上の作品が入って約96メガバイトと手頃なサイズになっているので、3日で366MBなどの通信量制限のあるモバイル回線でもダウンロード出来るはずだ。
ファイルは7z形式になっているので、「ZArchiver」などの対応アプリで展開しよう。端末のスペックによっては時間がかかることがあるので、寝ている間などに充電しながら実行させるといいだろう。
展開されたテキストファイルは、「縦書きビューワ」などの青空文庫形式に対応したテキストビューアで閲覧しよう。



001

圧縮ファイルはGoogle Drive上で公開しているので、ブラウザなどでアクセスしてダウンロードしよう。
青空文庫.7z


002
7z形式の圧縮ファイルに格納されたファイルを取り出すアーカイバとしては「ZArchiver」がおすすめだ。起動したら、「/mnt/sdcard/Download」などダウンロードしたファイルが有るフォルダに進んで、ダウンロードしたファイルをタップし、メニューから「Extract to ./<Archive name>/」を実行しよう。「Extract here」などで既存のフォルダ上に直接展開してしまうと、作者名のフォルダが大量に出来て既存のファイルと混じってしまうので注意が必要だ。

ZArchiver – Google Play の Android アプリ


003
解凍処理にはデュアルコアCPUの高性能端末でも10分ほど、シングルコアの機種では1時間以上かかる場合があるので、端末を充電しながら気長に待とう。少しでも早く終わらせたければ、Wi-Fiやデータ通信を無効にして、余計な同期処理などがバックグラウンドで行なわれないようにしておくといいだろう。


004
格納されている青空文庫形式のテキストを閲覧するアプリとしては「縦書きビューワ」が定番だ。メニューの「開く」で端末上のテキストファイルを開ける。
縦書きビューワ – Google Play の Android アプリ


005
端末上のフォルダ内容が表示されたら、圧縮ファイルを解凍したフォルダに進もう。作家名ごとのフォルダに、作品名をファイル名としてテキストファイルが格納されているぞ。

関連記事

2012年09月11日19時35分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事