マシンパワーを喰っては本末転倒! タスクキラーを上手に活用して高速化・省電力化する6つのTips

taskkillAndroidの高速化や省電力化手段としてよく紹介されるのが、不要なアプリを強制終了するタスクキラーだ。しかし、使い方を誤ると、逆にパフォーマンスを低下させたり、アプリの動作に支障を来たしてしまうこともある。
そこで、上手にタスクキラーを活用するための6つのポイントをまとめてみたので、参考にしてほしい。



Tips.1 タスクキラーがマシンパワーを喰っては本末転倒!軽いアプリを使おう

タスクキラーには、常駐して指定のアプリを自動終了してくれる機能が搭載されているものも多いが、自動キルによる節約効果はたかが知れており、タスクキラー自体がメモリやバッテリを使いすぎると、あっさり節約量を上回ってしまうこともある。
効率化の効果を高めるためには、「Memory Task Cleaner II」など、軽快さに配慮して作られたアプリを使おう。

Memory Task Cleaner II – Google Play の Android アプリ
不要プロセスを素早く強制終了したければウィジェット対応の「Memory Task Cleaner II」がオススメ | あんどろいどスマート

Tips.2 用済みのアプリを強制終了させれば、何度も使うアプリの自動終了を抑止できる

Androidでは、空きメモリが不足するとバックグラウンドのアプリを自動終了して空きメモリを確保するが、発動条件や優先順位などの融通が利かず、用済みのアプリは放置しつつ後で使うつもりだったアプリを終了してしまったりすることがある。
不要になったアプリをバックボタンやメニューなどで完全に終了できればいいのだが、終了処理をAndroid側の自動終了機能に丸投げしていて自分では完全終了してくれないアプリも少なくない。
一度閉じたらしばらく使わないのに多くのメモリを占有し続けるアプリは、タスクキラーで強制終了してしまえば、よく使うアプリが自動終了される頻度が減り、起動処理に伴う待ち時間やバッテリ消費を削減して快適に利用できるようになるぞ。
オートキル機能を使えば、登録したアプリを定期的に自動終了してくれるので便利だ。

taskkiller_001Memory Task Cleaner IIを起動すると、終了可能なプロセスが一覧表示される。オートキルの対象にしたいアプリを選択して、下部に現われる「Auto-Kill」を押してオートキルリストに登録しよう。上部のタブボタンで、リストに登録したアプリの一覧に切り替えられ、登録解除などを行える。

taskkiller_002「Settings」を押して表示される設定画面で、「Auto-Optimize」と「Auto-Kill List Only」にチェックを入れるとオートキルが有効になる。「Auto-Kill List Only」にチェックを入れなければ、除外リストに登録していないアプリが全て自動終了されるが、手動終了と併用したい場合はチェックを入れておいたほうがいいだろう。

Tips.3 常駐サービスは強制終了しようとしても無駄なことが多い

常駐してバックグラウンドで動作するタイプのアプリは、強制終了しても自動的に再起動するようになっている場合が多い。このようなアプリをオートキルの対象にしていると、再起動処理が何度も実行されて無駄にバッテリを消費してしまう。
必要ないのに常駐してメモリやバッテリを無駄遣いする駄目アプリは、さっさとアンインストールしてしまおう。

taskkiller_003Memory Task Cleaner IIでは、設定で「Hide Processes」にチェックを入れておくと、強制終了しても復活するアプリなどを一覧から非表示にしてくれるので、無駄に終了してしまうことがない。

Tips.4 何度も使うアプリも終了しない方が効率的だぞ

アプリの起動時にはさまざまな処理が行われ、バッテリーもたくさん消費する。頻繁に使うアプリは、むやみに終了させずにバックグラウンドで待機させておいたほうが、バッテリを節約できる可能性があるぞ。
なお、バックボタンを押すと完全終了するアプリも、ホームボタンなどでほかのアプリに切り替えれば、バックグラウンドで待機させることが可能だ。

Tips.5 メモリをたくさん使う作業の前にほかのアプリを終了させておくと動作が軽快になる

アプリを操作しているときにAndroid標準の自動終了処理が発生すると、使用中のアプリの動作が一時的に重くなってしまう場合がある。
大量のメモリを必要とし、確実に自動終了が発生するアプリを使用する時は、前もってタスクキラーで他のアプリを終了させておくと、快適に利用できるだろう。
この際、メールチェックやタイマーなど、バックグラウンドで実行する必要のあるアプリまで終了してしまわないように注意が必要だ。ウィジェットなどからの一括終了機能を使う場合は、終了されては困るアプリは除外リストに登録しておこう。

taskkiller_004自動終了されては困るアプリにチェックを入れて、「Ignore」ボタンで除外リストに登録しよう。

taskkiller_005ホーム画面にウィジェットを設置しておけば、真ん中の×ボタンをタップするだけで、除外リストに登録されていないアプリをまとめて終了させられるぞ。

Tips.6 メモリが肥大化してきたアプリや動作がおかしくなったアプリも適宜終了させて快適化

人間がデスクワークを続けると机が散らかってきて作業効率が落ちるように、コンピュータのプログラムにも、長時間起動し続けると不要なデータがたまってメモリ使用量が増えたりデータの取り出しに時間がかかるようになってしまうものが存在する。このようアプリは、作業が一段落したときにでも強制終了させれば、動作を軽快にしてバッテリ消費も抑制できる可能性があるぞ。
また、何かの拍子に動作がおかしくなって、アプリ上の操作では正常な状態に戻せなくなってしまったアプリも、強制終了してから再起動すれば正常に動作するようになることが多い。

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2012年04月25日14時10分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード:, , | Short URL
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