時代はスマホで「共有」だ! もう10代の若者が車の「所有」に熱狂することはない

smapholove日本の経済界は、、いまだに旬を過ぎ去った自動車産業を頼りにしているのかもしれないが、世界に目を向けると、既に車を所有することにステータスを感じる時代ではなくなっているようだ。

特に国土の広い米国では、車を所有しているということが、一種のステータスであり、女の子にモテるために必須の時代があった。それもそのはず、新たな出会いを求めるなら、自分の足で出向いていかなければならなかったからだ。

そんな人を求め合う若者のライフスタイルに車が最も適していたのは事実。しかし、スマートフォンの登場によって、若者のスタイルに変化が起きたのだ。そう、移動しなくても円滑なコミュニケーションが取れるようになったのだ。

若者は車の運転に時間が取られることを何よりも嫌がる。ハンドル操作で両手が使えなくなる時間がもったいないと感じているのだ。そんな時間があるならば、スマホに向かってメッセージを入力して、友だちと時間を共有したいのである。

「いつでもどこでもソーシャル化したインターネットへアクセスできるスマートフォンはは、車と同様の社会性と自由を若者に与えている」。ガートナーの自動車産業の主席アナリストもそう分析している。

さらに、18~24歳の若者の46%が車を所有するよりもネットにアクセスできる環境を選ぶという調査結果もあり、政府の調査でも1978年に50%だった16歳の運転免許証の所有率が2008年に30%まで下降したという結果が出ている。

リーマンショック後の世界不況により、若者の意識は「所有」から「共有」へと変化している。そこで、最もコストのかかる車が槍玉に挙がるのは仕方がないことだ。世界的な経済不況の波を受ける日本の若者の意識も、確実に「所有」から「共有」へ向かっている。

Teens love their smartphones, not so crazy about cars anymore

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2011年11月21日22時33分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
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