ソニー、スマホ事業を統合するためソニー・エリクソンを完全子会社化

Xperia

ソニーは携帯電話事業をパソコンやタブレット端末といった製品事業と統合するために、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズを完全子会社化する協議が合意に近づいたと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者筋の情報として報じた。ただ、ソニーもしくはソニー・エリクソンの広報に事実を問い合わせたところ、回答を避けられてしまったようだ。

ソニー・エリクソンは、「ソニー」の冠が付いているものの英国企業であり、ソニーのブランド力やゲーム事業資産を十分に引き出しているとは言えない。一方のエリクソンにとっても、スマホ事業に追加資金を投入することのメリットを疑問視する声が株主を中心に上がっている。

同紙は、ソニーとエリクソンによる話し合いは決裂する可能性もあるとも伝えられているが、ソニーにとってソニー・エリクソンの完全子会社化が実現すればスマホ事業の連携強化がスムースに進み、かつて世界を席巻した「ソニーブランド」の復活もあり得るかもしれない。

Sony Nears Deal to Buy Out Ericsson From Joint Venture – WSJ.com

関連記事

2011年10月07日09時39分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事