ホーム画面/全アプリ画面に「クイックコントロール」的な機能を追加する「TasKarou Launcher」(root不要)

画面の大きなスマートフォンや、Nexus 7などのタブレットを使っている人の中には、「ホームボタンや戻るボタンを押すためにスクリーンの下に指を伸ばすのが億劫」と感じている人も多いのではないだろうか。「TasKarou Launcher」は、「スクリーン端から中に向かってスワイプを行うことで、ホームボタンやタスクボタンなどが扇状に出てくるようになる」という、Androidの一部ブラウザで採用されている「クイックコントロール」的な機能を、各種ホームアプリや全アプリに追加してくれるアプリだ。システムの奥深いところを弄っているアプリ(なのでrootでないと使えないのでは)と思いきや、後述する仕組み故、root不要だ。
なお、有料版の「Donate」もあり、「広告が消える」とのことなのだが、現バージョンでは無料版でも広告は表示されない模様。「作者に寄付をするためのもの」というような位置付けだろう。


「TasKarou Launcher」の導入と動作の仕組み

「TasKarou Launcher」は、ホームアプリとして動作する。しかし、docomoの「Palette UI」や「Nova Launcher」など、任意のホームアプリと組み合わせて利用できる。「TasKarou Launcher」を(システム設定の)ホームアプリとして登録した上で、「TasKarou Launcher」上で、これまで使っていたホームアプリを指定すると、指定されたホームアプリの上で「TasKarou Launcher」が走っているような動作になる、という仕組みだ。


TasKarou Launcher Overlay – Google Play の Android アプリ
TasKarou Donate – Google Play の Android アプリ

「TasKarou Launcher」インストール後、ホームアプリ選択画面で「TasKarou Launcher」を選択する。

この上で、「TasKarou Launcher」設定画面上で、「Home Launchers Selection」から、これまで使っていたホーム画面アプリを選択する。これで、これまで通りのホーム画面上で、「TasKarou Launcher」を利用できるようになる。

「TasKarou Launcher」の使い方

初期設定後、画面の端から中に向かってスワイプを行うと、扇状のコントローラが表示される。見ての通り、上から「検索」「タスク切り替え」「設定」だ。……ただ、環境によるのかもしれないが、現バージョンではイマイチ反応が悪い。ここらへんは、今後のバージョンアップに期待だろう。

初期状態で表示されている上記3つのどれかに指を動かすと、扇状のコントローラの色が変わり、残りのボタンが別の機能に変わる。「タスク切り替え」に指を動かすと、上が「ドロワー」、下が「ホームボタン」になる。つまり、ホームボタンを押したい場合は、「コントローラを呼び出し、まずタスク切り替えに指を動かし、そのまま下のホームボタンに指を動かし、指を離す」という操作になる。最初は戸惑うが、少し使っていれば指が操作を覚えるはずだ。

この操作は、ホーム画面上であれ、起動したアプリの上であれ変わらない。特に画面の大きなタブレットなどでは、アプリ起動中にホーム画面に戻ったり、タスクを切り替えたりするために指を画面下に動かすのが億劫だが、「TasKarou Launcher」を使えばラクになる。



「タスク切り替え」は、「TasKarou Launcher」独自の、「最近使ったアプリ」「全アプリ」画面だ



また、最初に表示されている3つの中で、「検索」に指を動かすと真ん中が「Playストア」に、「設定」に指を動かすと真ん中が「システムの設定」になる。

参考

上記事で紹介している「ICS Browser+」は、「クイックコントロール」を搭載したブラウザだ。

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2012年11月11日03時45分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, | Short URL
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