操作性がよく関数などにも対応した表計算アプリ「Simple Spreadsheet」

spreadsheet_iconテキスト入力のしづらいスマートフォンでは、本格的なワープロ文書などの編集は大変だが、表計算文書への数値入力くらいなら簡単に行なえる。かさばるノートPCを出し入れすることなく、外出先でのちょっとした空き時間に書類作成を進められるぞ。
Androidで表計算文書の編集を行ないたければ、「Simple Spreadsheet」を使うのがオススメだ。セルの値を入力してEnterを押すと次のセルの入力に進めるなど、操作性では有料アプリにも引けを取らない。また、セルに「=SUM(B2:J2)」のような数式を入力すれば、演算結果を表示させることも可能だ。
読み書きできるファイル形式はCSV形式だけなので、文字装飾や画像の埋め込みなどを使った複雑な書類を作成したい場合は、パソコンの表計算ソフトで読み込んで仕上げの加工を行おう。

spreadsheet_201既存のCSVファイルをSimple Spreadsheetで開きたい場合は、「ES ファイルエクスプローラ」などのファイルマネージャでファイルを選択し、対応アプリの一覧から「Simple Spreadsheet」を選択しよう。

spreadsheet_202このような画面でセルの内容が表示されるぞ。端末のメニューボタンを押すと表示されるメニューの「Freeze」で、1行目や1列目を見出しとして固定表示させられる。「Export to CSV」でCSVファイルに書き出すと、数式セルが演算結果に変わってしまうので注意が必要だ。

spreadsheet_203メニューの「その他」からは保存や設定などの機能を呼び出せる。「Save」では、数式セルを含めた編集途中の状態を保存可能だ。

spreadsheet_204「Settings」では、「Use numpad before keyboard」で、内蔵の数字キーを有効化できる。

spreadsheet_205セルをタップするとこのような数字キーが表示され、セルの値を簡単に入力できる。「<」はバックスペース、「K」は通常のキーボードの表示、「N」は確定して次のセルへ移動するEnterキーの働きをするぞ。

spreadsheet_206上部の編集欄の左の「=」をタップすると、編集欄にそのセルが数式であることを表す「=」が入力される。表示が「F(x)」に代わったボタンをさらにタップすると、関数の一覧から利用したい関数を入力できるぞ。合計を表す「SUM」や平均を表す「AVG」などがよく使われる。

spreadsheet_207SUMやAVGでは「()」の中を「b3:j3」のように開始セルと終了セルの範囲を表す式にすることで、集計結果を表示できる。ツールバーの左右の矢印を押せば入力カーソルを移動でき、他のセルをタップすればそのセルの識別子が入力されるぞ。

spreadsheet_208ホーム画面などからSimple Spreadsheetを起動すると、このようなメニューで新規作成や「Save」で保存したファイルの編集が行える。

spreadsheet_209「Load」を押すと、開くファイルを選択するメニューが表示されるぞ。

Simple Spreadsheet (free/ads)

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2011年12月14日18時25分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, | Short URL
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