三角関数や複素数などの数式も計算できる高機能な電卓「Calculator++」

暗算では難しい複雑な計算をしなければならなくなったときに役立つのが電卓だ。Androidには標準でも電卓アプリが用意されているが、四則演算しかできない低機能なものなので、ぜひ高機能な電卓アプリを導入しておこう。
数ある電卓アプリの中でもオススメなのが「Calculator++」だ。四則演算だけでなく、√や三角関数、対数、複素数などの計算にも対応しているので、日常で必要となるほとんどの計算に対応できるだろう。微分積分などにも今後対応予定とのことだ。
キーは大きめで押しやすく、キーの上下フリックで円周率や関数なども素早く入力でき、入力した数式の計算結果が即座に表示されるなど、使い勝手も非常によい。コピー&ペーストや過去に入力した式を入力する履歴機機能も備えているぞ。
計算結果は通常は小数で表示されるが、「≡」の機能を使えば、円周率や√などを残したまま式を簡単化することも可能だ。数学の宿題の計算の手間を省いたりするのにも役立つだろう。ただし、試験での不正行為などに使ってはいけないぞ。

Calculator++

calculatorpp_001Calculator++を起動し、数字や演算子のキーをタップすると、上部に数式が入力されていき、即座に下に計算結果が表示される。乗算の演算子は省略可能だが、演算子ありの乗除と同じ優先度として扱われるので注意が必要だ。計算ミスを避けるため、複雑な式では常に()で計算の優先順位を明示するといいだろう。

calculatorpp_002キーの右上や右下に表示されている機能は、キーを上下にフリックすることで入力できる。なお、「^」は累乗を表す演算子だ。なお、一番右の列のキーにはは、上から順に入力内容の全消去、1文字消去、結果のクリップボードへのコピー、貼り付け、履歴の表示の機能が割り当てられている。

calculatorpp_003計算結果の左の「=」キーの上フリックで「≡」を実行すると、数式を小数に変換せず、簡単化した結果が表示される。

calculatorpp_004メニューボタンの長押しでソフトキーボードを表示すれば、πやe以外の記号を使用した式を簡単化させることも可能だ。

calculatorpp_005三角関数などは、関数名の後の括弧の中にパラメータとなる式を入力する。三角関数のパラメータは2πを1周とするラジアンとみなされるので、1周を360度としたい場合は、「+」の上フリックで「°」記号を追加しよう。

calculatorpp_006なお、自然対数を計算するln関数を「≡」で簡単化することで、整数の素因数分解を行える。

calculatorpp_007「f(x)」キーを押す、関数の一覧が表示され、タップした関数が入力される。キーに割り当てられていない関数はここから入力しよう。

calculatorpp_008「π,…」キーでは、さまざまな定数を入力できる。「f(x)」キーを押す、関数の一覧が表示され、タップした関数が入力される。キーに割り当てられていない関数はここから入力しよう。

calculatorpp_009「π,…」の上フリックで、現在の計算結果に名前を付けて定数として登録できる。

calculatorpp_010「M」キーで過去に入力した式の一覧が表示され、選択した式を入力できる。メニューボタンから履歴の消去が可能だ。

calculatorpp_011現在のところ、端末のバックボタンはアンドゥになっているので、終了するには端末のメニューボタンを押すと表示されるメニューの「Exit」を実行しよう。

calculatorpp_012「Settings」では、四捨五入の精度などの動作やキーボードの見た目などを設定できる。

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2011年11月11日17時00分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード:, | Short URL
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