ドコモから2015夏の新モデルとして10機種が発表

NTTドコモの新製品・サービス発表会が5月13日に開催され、新たにスマートフォン6機種、タブレット2機種、フィーチャーフォン2機種が発表された。4月に発売済みのGalaxy S6/S6 edgeも含めると、今夏の新モデルは12機種となる。
今夏のスマホやタブレットでは、全機種がAndroid 5.0を搭載している他、2.0GHzの高性能コアと+1.5GHzの低消費電力コアが4つずつの「big.LITTLE」方式のオクタコア(8コア)CPUを搭載している機種が多くなっている。コア一つあたりの動作周波数は2.5GHzなどのクアッドコアCPUより低くなっているが、5つ以上の処理を同時に実行するような状況では高速に動作するようだ。
新サービスとしては、ローソンのポイントカード「Ponta」と交換可能な新ポイントシステム「dポイント」が12月開始予定となっているほか、食に関する様々なコンテンツを扱う「dグルメ」、写真をフォトブックとして印刷してもらえる「フォトコレクションプラス」、留守中の部屋を見守る「家のあんしんパートナー」の機能拡充などが発表された。
発表会の様子は動画サイトで生中継され、現在も録画を視聴可能だ。新モデルの特徴や仕様は、特設サイトや報道発表資料で確認できる。

2015夏モデルの主な特長 | NTTドコモ

報道発表資料 : 2015夏モデルの10機種を開発 | お知らせ | NTTドコモ

Ustream.tv: ユーザー docomoOfficial: NTTドコモ 2015年夏 新サービス・新商品発表会



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富士通の「ARROWS NX F-04G」は、5.2インチのWQHD(1440×2560ピクセル)液晶と3120mAhの大容量バッテリを約70×146×8.8mm、約155グラムのボディに収めたモデル。登録したユーザーが画面を見るだけでロックを解除できる虹彩認証を搭載しているのが特徴だ。ただし、従来のARROWSで特徴的だった指紋認証は非搭載となっている。
CPUは2.0+1.5GHzのオクタコア、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GB、128GBまでのmicroSDXCカードに対応している。カメラもメインが約2070万画素、フロントが約210万画素と高性能だ。
通信サービスは受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTEにも対応し、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信やBluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイ、赤外線通信への対応も完備。ワンセグ・フルセグともに録画にも対応し、防水防塵機能も備わっている。
ボディカラーはブラック、ホワイト、グリーンの3色が用意される。

ARROWS NX F-04G | 製品 | NTTドコモ


002

ソニーの「Xperia Z4 SO-03G」は、約5.2インチのフルHD(1080×1920ピクセル)液晶と2930mAhのバッテリを搭載し、寸法は約72×146×6.9mm、重量は約144グラムの薄型ボディの端末。
CPUは2.0+1.5GHzのオクタコア、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GBで、128GBまでのmicroSDXCカードに対応。約2070万画素のメインカメラに加えて約500万画素という高画質なフロントカメラを搭載。スリープ状態から直接カメラを呼び出せる物理ボタンも搭載している。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信やBluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイなどには対応しているが、赤外線通信は非搭載。ワンセグ・フルセグともに録画にも対応し、防水防塵機能も備わっている。
カラーはブラック、ホワイト、アクアグリーン、カッパー(茶色)の4色。
Xperia Z4 SO-03G | 製品 | NTTドコモ


003

ソニーからはもう一つ、「Xperia A4 SO-04G」が登場。4.6インチ720×1280ピクセルの液晶と2600mAhのバッテリを搭載し、約66×128×9.1mm、約129グラムのコンパクトボディの機種となっている。
CPUは2.5GHzのクアッドコア、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は16GB、128GBまでのmicroSDXCカードに対応するなど、小さいながらも十分なスペックを備えている。カメラもメインが2070万画素、フロントが210万画素と高性能だ。
LTEデータ通信は受信最大150Mbpsまで、Bluetoothは4.0まで、テレビ機能はワンセグのみの対応で、赤外線通信も非搭載など、対応機能はZ4などと比べると若干控え目だが、NFCやおサイフケータイなどにはしっかり対応し、防水防塵機能も完備している。
カラーラインナップはホワイト、グレー、ブルー、ピンクの4色だ。
Xperia A4 SO-04G | 製品 | NTTドコモ


004

シャープの「AQUOS ZETA SH-03G」は、フルHD(1080×1920)で約5.5インチ液晶と3000mAhのバッテリを備え、約76×141×8.3mm、約150グラムの大画面端末。
CPUは2.0+1.5GHzのオクタコア、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GBで、128GBまでのmicroSDXCカードに対応。メインカメラの解像度は約1280万画素とやや控え目だが、最大で毎秒2100フレームというスーパースロー撮影が可能だ。フロントカメラは約210万画素となっている。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信やBluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイなどには対応しているが、赤外線通信は非搭載。ワンセグ・フルセグともに録画にも対応しているが、赤外線通信は未搭載。防水機能は搭載されているが、防塵性能は備わっていないようだ。
また、シャープ製としては初めて、ロック解除などに利用できる指紋センサーが搭載される。
カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色。

AQUOS ZETA SH-03G | 製品 | NTTドコモ


005

シャープのもう一つの新機種は「AQUOS EVER SH-04G」。性能を落として価格を抑えたモデルとなる。
約5.0インチで720×1280ピクセルのHDディスプレイ、2450mAhのバッテリを搭載し、約72×133×9.7mm、約139グラムとなっている。
CPUは1.2GHzのクアッドコア、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は16GB、メモリーカードは32GBまでの対応と、スペックはかなり控え目。カメラもメインが約1280万画素、フロントが約210万画素にとどまっている。
LTEデータ通信は下り最大150Mbpsまで、Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/nのみ、テレビ機能も未搭載だが、Bluetooth 4.1やNFC、おサイフケータイ、赤外線通信などには対応し、防水機能も備わっている。
ボディカラーはブラック、ホワイト、ピンク、ゴールドの4色が用意される。

AQUOS EVER SH-04G | 製品 | NTTドコモ


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ディズニーモバイルの新機種となる「DM-01G」は韓国LG電子製。
本体前面を被うカバーが同梱されるのが特徴。カバーはミッキーを模した窓が付いており、窓から表示するための様々なウィンドウコンテンツが用意される。
画面は約5.2インチのフルHD(1080×1920ピクセル)、バッテリは2920mAhだが、約74×144×9.6mm、約149グラムと本体はやや大きめ。
CPUは2.5GHzのクアッドコア、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は16GB、128GBまでのmicroSDXCカードに対応し、カメラはメインが約1310万画素、フロントが約240万画素。
LTEデータ通信は受信最大150Mbps、Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n、Bluetoothは4.0までで、赤外線通信も未搭載となるなど、性能や機能はやや控え目だが、ワンセグ、フルセグは録画にも対応し、防水・防塵機能も備えている。
カラーはホワイト、ピンク、ブルーの3色。

Disney Mobile on docomo DM-01G | 製品 | NTTドコモ


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韓国のサムスン電子製で4月に発売済みの「Galaxy S6 SC-05G」は、約5.1インチ1440×2560ピクセルの有機ELディスプレイと2550mAhのバッテリを搭載し、約71×143×6.8mm、約138グラムの薄型ボディを実現した端末。
サムスン独自の2.1GHz+1.5GHzのオクタコアCPU、3GBのメモリ(RAM)、32GBのストレージ(ROM)など高いスペックを備えているが、SDカードによるストレージの増設には非対応。メインカメラは約1600万画素だが、フロントカメラは高性能な500万画素の物を搭載している。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信、Bluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイなどには対応しているが、赤外線通信は非搭載で、テレビ機能はワンセグのみの対応、防水防塵機能も未搭載となっている。
特殊な機能としては、ロック解除などに使える指紋センサーや「おくだけ充電」機能などを搭載。
カラーはブラック、ホワイト、ゴールドの3色となっている。

Galaxy S6 SC-05G | 製品 | NTTドコモ


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同じく韓国サムスン電子製で発売済みの「Galaxy S6 edge SC-04G」は、画面両側面が曲面になっている独特のボディが特徴。5.1インチ有機ELディスプレイの解像度は、曲面部分を含めて1440×2560ピクセル。2600mAhのバッテリを搭載し、約70×142×7.0mm、約132グラムと数値上もスリムなボディになっている。
サムスン独自の2.1GHz+1.5GHzのオクタコアCPU、3GBのメモリ(RAM)に加え、64GBの大容量ストレージ(ROM)を備えているが、こちらもSDカードには非対応。カメラはこちらもメインが約1600万画素、フロントカメラが500万画素となっている。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信、Bluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイ、ワンセグ・フルセグなどに対応しているが、赤外線通信は非搭載で、防水防塵機能も未搭載となっている。
こちらも指紋センサーやおくだけ充電を搭載
カラーはゴールドとグリーンの2色のみとなっている。

Galaxy S6 edge SC-04G | 製品 | NTTドコモ


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ソニーの「Xperia Z4 Tablet SO-05G」は、約10.1インチでWQXGA(2560×1600ピクセル)のディスプレイと6000mAhのバッテリを約254×167×6.1mm、約390グラム台の極薄ボディに収めたタブレット端末。
CPUは2.0+1.5GHzのオクタコア、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GBで、128GBまでのmicroSDXCカードに対応。カメラの解像度は裏面が約800万画素、全面が約500万画素となっている。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信、Bluetooth 4.1、ワンセグ・フルセグの視聴と録画に対応し防水・防塵機能も搭載しているが、赤外線通信やNFC、おサイフケータイには非対応となっている。
カラーはブラックとホワイトの2色。

Xperia Z4 Tablet SO-05G | 製品 | NTTドコモ


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もう一つのタブレットはシャープ製の「AQUOS PAD SH-05G」。約7インチのWUXGA(1200×1920ピクセル)液晶と3900mAhのバッテリを備え、約174×105×8.0mm、約210グラム台となっている。
CPUは2.0+1.5GHzのオクタコア、メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は32GBで、128GBまでのmicroSDXCカードに対応。カメラの解像度は裏面が約800万画素、全面が約210万画素となっている。
受信最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)やVoLTE、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi通信、Bluetooth 4.1、NFCやおサイフケータイ、ワンセグ・フルセグの視聴と録画に対応し、防水機能も備えているが、防塵機能の記載は無い。
ボディカラーはブラックの1色のみとなる。

AQUOS PAD SH-05G | 製品 | NTTドコモ


011

フィーチャーフォンとしては、シャープの「SH-06G」と富士通の「F-05G」が登場。Androidをベースに旧来のガラケーの使い勝手に近づけてあり、一般的なAndroidアプリは利用できないが、両機種ともLINEアプリはAndroid版の全機能が使用可能となるようだ。
LTEなどには対応せず、従来のドコモケータイと同様の料金・サービスとなる。

AQUOS ケータイ SH-06G | 製品 | NTTドコモ

ARROWS ケータイ F-05G | 製品 | NTTドコモ

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2015年05月14日01時15分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
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