au端末用の格安モバイル通信「UQ mobile」がKDDIの子会社から登場

KDDIの子会社のKDDI VALUE ENABLER(KVE)は、auの4G LTE回線を利用した格安モバイル通信サービス「UQ mobile」を12月18日より提供開始すると発表した。
月間2GBまでの高速通信が可能で月額980円の「データ高速プラン」と、通信速度が最大300kbpsで月額1980円の「データ無制限プラン」が用意され、それぞれ月額基本料700円で30秒あたり20円の音声通話機能も追加可能。2GBを超えた場合は最大200kbpsに速度制限され、高速通信容量を追加するオプションなどは用意されないようだ。
また、端末とセットのプランも用意される。京セラ製の「KC-01」とLG電子製の「LG G3 Beat」の2機種が用意され、契約時の一括払いの他、月額料金とともに24ヶ月の分割払いとなる「端末購入アシスト」も選択できる。
多くの格安モバイル通信サービスはドコモの回線を利用しているため、通信方式などに違いがあるauから乗り換える際には対応端末を新調する必要があったが、au回線を利用したUQ mobileならば端末を流用できるのが嬉しい。また、KDDI傘下ということで、通信の品質やサポートにも期待できそうだ。
セットプランの端末は価格の割にスペックが低めだが、au端末を持っておらず、保証やサポートの無い白ロム端末を利用するのが不安な場合は検討する価値はあるだろう。

UQ mobile

KDDIバリューイネイブラーの事業開始について~MVNOサービスによるパートナー支援事業を開始~|2014年|KDDIバリューイネイブラー株式会社



002

京セラ製の「KC-01」は、約4.5インチディスプレイで約64×127×11.1mm、約133グラムの比較的コンパクトな端末。ディスプレイは540×960ピクセル、CPUはクアッドコアだが1.2GHz、メモリ(RAM)は1.5GB、ストレージ(ROM)は8GB、カメラはメインが800万画素、サブが200万画素、バッテリ容量は2000mAhなど、スペックは低め。
Android 4.4を搭載し、32GBまでのmicroSDHCカード、100MbpsまでのLTE通信、IEEE 802.11b/g/nのWi-Fi、Bluetooth 4.0などに対応、IPX5/7の防水機能とIP5Xの防塵機能を備えているが、NFCには未対応。
一括購入価格は29760円で、端末購入アシスト利用時は1240円×24ヶ月の分割払いとなる。
同じく3万円弱の「ASUS ZenFone 5」が720×1280ピクセルディスプレイに2GBメモリ、16GBストレージなどを備えていることを考えると、少々見劣りするスペックだが、動作保証やサポートがあるので安心して利用できるという利点がある。

「KC-01」 | 製品 | UQ mobile


003

韓国LG電子製の「LG G3 Beat」は、5.0インチディスプレイで約70×138×10.3mm、約135グラムの薄型端末。720×1280ピクセルのディスプレイに1.2GHzのクアッドコアCPU、1GBのメモリ(RAM)、8GBのストレージ(ROM)、800万画素メインカメラ、130万画素サブカメラ、2460mAhバッテリなど、こちらも値段の割にスペックは低め。
Android 4.4を搭載し、32GBまでのmicroSDHCカード、150MbpsまでのLTE通信、IEEE 802.11a/b/g/nのWi-Fi、Bluetooth 4.0に加えてNFCにも対応するが、防水・防塵機能は未搭載だ。
一括価格は34800円で、端末購入アシスト利用時は毎月1450円×24ヶ月の分割払いとなる。

「LG G3 Beat」 | 製品 | UQ mobile

関連記事

2014年12月13日04時55分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事