AmazonのAndroidアプリストアでは、アプリの購入やアプリ内課金で利用できる「Amazonコイン」の普及促進として、15個の指定ゲームをダウンロードすることで合計1500円分のコインを貰えるキャンペーンを10月1日から実施していたが、利用が殺到したためか、10月16日までとのことだった当初の予定が変更となり、6日の早朝までで終了となってしまった。対象ゲームのアプリ内購入を利用すると購入額の20%のコインを貰えるキャンペーンは、16日まで継続される。また、既に獲得したコインは、2015年の10月31日まで使用可能だ。
一説には、一人で複数のアカウントを作って大量のコインを貰う不正行為が横行してことが早期終了の原因はではないかと言われている。
Amazonコインは、複数のアカウントで共有することは出来ないし、購入したアプリを利用するには購入したアカウントでAmazonアプリストアの本体アプリにログインしていなければならないので、アプリを購入するだけなら複数アカウントを使う意味はあまりないが、ゲームのアプリ内購入の場合には事情が異なる。ゲーム側のアカウントは同じ物を使い、複数のAmazonアカウントでコインによるアイテム購入を繰り返す事ができてしまうのだ。
米国のAmazonで同様のキャンペーンが行われたときも、複数アカウントによる不正は存在したが、日本での開催に至ったことからも分かるように、問題視されるほどのものではなかった。低確率で希少なアイテムが手に入る「ガチャ」のような高額の購入が要求されるゲームが多いという日本のソーシャルゲーム特有の事情が、今回のような結果を招いてしまったようだ。

・Amazon.co.jp: Amazonコインプレゼントキャンペーン[10/1-10/16]: Androidアプリ