不精な人は、大掃除などの時に今後使うか使わないかはっきりしないものをまとめてダンボール箱などの中に入れ「整理しました！」と言いがち。そしてそのダンボールを部屋の隅に積み上げたりするものだから、いざ片付けたつもりのあるものが必要になった際、「どこに入れたっけ？」とダンボールをひっくり返して大騒ぎするのだ。キングジムの「ニュートラルボックス」はそんな不精な人にうってつけの、スマホで管理する整理ボックスだ。

箱の中身を撮影しておき、タグ添付、分類、記憶

「ニュートラルボックス」そのものは単なる箱である。特に何か電子機器が装着されているというわけではない。もちろん、ただの箱では上で述べたような効率的な中身の管理などはできないので、キングジムが同時に公開するアプリ「DIGITAL TAG」と併用する。ニュートラルボックスの側面には番号を書き込むコーナーがあり、まずは箱の中身をスマホ付属のカメラで撮影し、その番号を箱の側面に書き込む。その後アプリを起動し、書き込んだ番号とともにタグ付けし、撮影した写真と一緒に保存する。こうしておけば、「箱の中身はなんだっけ？」と思った時、実際に箱をひっくり返して中身を確かめなくても、アプリに箱側面にある番号を入力すれば、アプリが中身を撮影した写真を出してくれる、というわけだ。残念なことに現時点ではアプリが対応しているのはiOSだけだが、Androidユーザーのニーズも見逃すことができるほど小さいものではないので、近いうちにサポートされることを期待したい。

・キングジム 収納箱 ニュ-トラルボックス M 白