Googleマップ新バージョンは「マイマップ」機能が封印されているので注意!

Googleが、「Googleマップ」の新バージョンを、Android4.0.3以降のユーザーに、現在順次提供している。iOS版と同様の外観になり、また、タブレットにも最適化されている……と、ここまでは良いのだが、ここからが問題で、明らかに強化された部分と、逆に機能削減されてしまった部分がある。スマートフォンユーザーは注意した方が良いだろう。


新バージョンの長所と短所

新バージョンの長所は、スポット情報が強化されたこと。例えば、「現在場所の周辺の人気ラーメン店は?」という情報を即座に探せるし、見付けた店までの経路も簡単に表示できる。
短所は、「マイマップ」などの機能が使えなくなったことだ。「今回のメジャーバージョンアップの後の、マイナーバージョンアップで再び搭載される予定」とは言われているが、少なくとも今回のメジャーバージョンアップ版では利用できない。
全体的に言って、たしかにインターフェイスなどの面では使いやすくなったが、機能的に考えると、微妙だ。スポット情報は元々別のアプリ(「食べログ」など)で調べていたし、「Googleマップアプリで調べられる」としてもそれほどプラスではない、むしろ「マイマップ」が使えない方が痛い……という人も少なくないはず。自分が必要な機能を見極めた上で、今回のメジャーバージョンアップ版に上げるかどうかを決めておこう。



インターフェイスが変わったが、基本的な部分はこれまで同様だ。検索窓で住所などを検索して地図を表示する。主要なビルの場合、ビルの中まで覗くことができる。

画面左下のつまみ(?)をスワイプしてメニューを呼び出す。

「保存した場所」や検索履歴などを呼び出すことはできるのだが、「マイマップ」を呼び出すことができなくなってしまった。ただ、本文通り、今後のマイナーバージョンアップで「マイマップ」機能は復活する、らしい。

強化されたスポット関連機能



強化されたのは、スポット関連の機能だ。検索窓をタップすると表示される画面に「周辺のスポット」が追加された。これを開くと、「食べる」「飲む」といったメニューが表示される。「食べログ」的な機能が内蔵された、というようなイメージ。



店を選び、その場所を地図上に表示させ、その店までの経路検索を行う……という操作を1アプリ内で完結できる。右の画面で、電車アイコンをタップすれば、車・電車・徒歩での経路検索結果が表示される。これらの操作を1アプリ内で完結できるのは、たしかに快適だ。問題は、

・店舗データベースが現時点で充実しているか(例えば、「食べログ」が不要になるほど充実しているか)
・「マイマップ」を使えないことを上回る価値があるか

ということだ。

参考

どうもGoogleに軽んじられている感がなくもないが、「マイマップ」機能はなかなか便利だ。「あんスマ」では、過去に「カップルのスマホ活用テク」というような特集の中で紹介した。

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2013年07月11日22時35分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード:, , , | Short URL
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