【見えるバックアップ】docomoの「spモードメール」をSDカードやGmailにバックアップして閲覧

backup-sp0AndroidスマホはGmailなどのメール手段が多いとはいえ、「spモードメール」などのキャリアメールを使っている人は多いはず。端末が壊れたりして大事なメールを失ったらショックだ。SDカードにメールをバックアップしよう。「sdメール」というアプリを使えば、バックアップしたspモードメールを見ることができる。

SDカードへのバックアップだけでは不安だという人は、バックアップしたメールをGmailに保存しよう。端末が壊れてもメールを失わずに済むし、バックアップしたメールをいつでも見られる。「いま必要無いけどもしかしたらあとで必要かも」というメールを整理するのにも使えるぞ。


キャリアメールをSDカードにバックアップする

「spモードメール」は、SDカードへのバックアップ機能を持っている。絶対に無くしたくないメールや、今は必要ないメールをバックアップしよう。バックアップができたら、今は必要ないメールは削除しても構わない。

backup-sp11spモードメールの受信BOXを開く。バックアップするメールにチェックを入れ、「SDへコピー」をタップ。

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「形式選択」というメニューが表示される。「eml(バックアップ用)」を選択する。次の画面で「コピー」をタップ。これでSDカードにメールのバックアップが完了した。今回は受信メールだけバックアップしたが、送信メールもバックアップ可能だ。

バックアップしたSDカード内のメールを「sdメール」で閲覧

「sdメール」は、SDカード内にバックアップされたspモードメールを閲覧することができるアプリ。本体の容量削減のためにSDカードに移動したメールをすぐさま見ることができる。絵文字もきちんと再現されるぞ。

sdメール – Google Play の Android アプリ

backup-sp21sdメールを起動すると、SDカードにバックアップされたメールが一覧表示される。

backup-sp22メールをタップすると本文が表示される。きちんと絵文字も表示されているぞ。スワイプ操作で次のメールを表示することも可能だ。

「Eml2Imap」を使ってバックアップしたメールをGmailに保存

「Eml2Imap」は、spモードメールのバックアップファイルGmailへアップロードできるWindowsソフト。バックアップしたEMLファイルをパソコンに送る必要があるが、一度設定を済ませてしまえば起動してワンクリックでGmailへアップロードできる。残念ながら絵文字は表示されないが、受信/送信日時や、デコメはきちんと再現してくれるぞ。
なお、作者サイトには「SPモードメール(docomo Android) の~」と書いてあるが、PCメールやiPhoneのメールでテストした結果、きちんと動作した。他のキャリアの端末でも、EMLファイル形式でメールをバックアップできるなら、spモードメール以外でも動作することが期待できる。

Eml2Imap
indy.fulgan.com – /SSL/

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Gmailで「設定」を開く。「メール転送とPOP/IMAP」をクリックして「IMAPを有効にする」にチェック。「変更を保存」をクリックして設定を反映させよう。

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他のメールと混ざらないよう、「新しいラベルを作成」から専用のラベルを作成する。

backup-sp32バックアップしたEMLファイルをパソコンの適当なフォルダへ転送しよう。FolderSyncなどを使うと簡単だ。

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作者サイトから「eml2imap.zip」を、http://indy.fulgan.com/SSL/から「openssl-1.0.1c-i386-win32.zip」をダウンロードして解凍。「openssl-1.0.1c-i386-win32.zip」内の「libeay32.dll」と「ssleay32.dll」を、eml2imapのフォルダへコピーする。

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eml2imap.exeをダブルクリックして起動して「設定」をクリック。「IMAP4接続」タブで「アカウント」と「パスワード」に、使用するGmailのアドレスとパスワードを入力。

backup-sp35「IMAP4保存先」タブを選択。「参照」をクリックするとラベル一覧が表示されるので、先ほど作成したラベルを選択しよう。今回は受信だけだが、送信メールもバックアップするならば「送信メールはラベルを変更する」にチェックを入れ、ラベルを選択する。

backup-sp36「Eml/Vmgファイル」タブを選択。「取得元」で「常にフォルダから取得」にチェックを入れる。「フォルダ」で「参照」をクリックし、スマホから転送したEMLファイルがあるフォルダを指定する。これで設定は完了だ。「OK」をクリックして設定画面を閉じよう。

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「リスト更新」をクリックすると、EMLファイルが取り込まれ一覧表示される。「開始」をクリックするとGmailへのアップロードが始まる。

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Gmailを開くと、設定したラベルにバックアップしたメールがアップロードされている。

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メールを開くと、きちんと内容や時刻が再現されている。返信したやりとりはスレッド表示してくれるぞ。表示される名前は、メール送信側で設定したものとなり、スマホの電話帳とは違う名前になるので注意しよう。

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2013年03月02日20時00分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード:, , | Short URL
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